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九頭竜ダムは、福井県大野市、一級河川・九頭竜川水系九頭竜川に建設されたダムで、ダム湖(人造湖)の名は九頭竜湖と言います。かつては長野ダムと言いました。高さ128mのロックフィルダムで、洪水調節・発電を目的とする、国土交通省・電源開発(Jパワー)共同管理の多目的ダム(兼用工作物)です。1957年(昭和32年)、北陸電力・電源開発の2社は競合するかたちで開発計画を発表しました。

 

前者は有峰ダム開発を、後者は御母衣(みぼろ)ダム開発を一通り終えたのち、次の開発地点として九頭竜川に着目していました。両社とも大野郡和泉村(現・大野市)に大規模な発電用ダムを建設し、それを中心に周辺へと開発の手を広めるというものでした。その後、両社共同による調査が始められましたが、計画を一本化するにあたっての調整は難航していました。こうした動きは福井県政にも波及しました。

 

福井県議会は地元企業である北陸電力を支持する一方、地元・和泉村議会は電源開発案の方が発電所の出力が大きく、電気事業ひいては日本経済に、より大きく貢献できるとして電源開発を支持し、県議会と対立しました。建設省(現・国土交通省)はダムの洪水調節機能による九頭竜川の治水を図ることを計画し、電力会社の開発に治水の目的を加えた九頭竜川総合開発事業としてまとめられました。

 

施工区分については、長野発電所・湯上発電所(長野ダム・鷲ダム・石徹白ダム・山原ダム・その他石徹白川渓流の取水堰を含む)を電源開発が、西勝原第三発電所(仏原ダムを含む)を北陸電力が担当することに決まりました。九頭竜ダムの計画・建設に際しては、大物政治家やフクサーの関与と関係者の不審死が伴う「九頭竜川ダム汚職事件」が表面化しました。ウィキペディアには下記の記述があります。

 

『鉱業権を握る交渉は難航し、やむなく強制収用に踏み切った。また、水面下では政治的な介入も行われ、児玉誉士夫の命を受けた読売新聞の渡邉恒雄が中曽根康弘らとともに、補償交渉を円滑に進めるための資金工作を行っていた。だがこの工作は失敗に終わり、資金は全額児玉誉士夫から返還されたという。この経緯は鉱山経営を手がける日本産銅の社長だった緒方克行が『権力の陰謀 九頭竜事件をめぐる黒い霧』(現代史出版会)につづっている』。

 

『九頭竜川ダム汚職事件は、戦後の1965年に表面化した汚職事件である。なお、立件はされていない。電源開発が計画した九頭竜川のダム(九頭竜ダム)の建設をめぐり、第一工区は指名競争入札で行われた。41億円の最高額で入札した鹿島建設が落札、間組、熊谷組、西松建設、前田建設工業の4社が最低落札価格を超えていないとして失格となった。

 

池田勇人首相への政治献金を約束した鹿島建設と電源開発が結託して行った可能性があるとして、国会で田中彰治代議士が追及。だが、首相秘書官だった中林恭夫とこの問題を追及していたジャーナリスト、倉地武雄が相次いで不自然な死を遂げ、問題はうやむやになった。石川達三は「金環蝕」として小説化し、映画化もされた』。賄賂と不審死が複数出た九頭竜ダムが非常に重要であったことを暗示しています。

 

九頭竜ダムのワーク対象として、池田勇人、児玉誉士夫、渡邉恒雄、大野伴睦を選びました。池田勇人(1899-1965)は、広島県出身の政治家、大蔵官僚です。大蔵次官、衆議院議員(7)、大蔵大臣、通商産業大臣、経済審議庁長官、自由党政調会長・幹事長、内閣総理大臣などを歴任しました。児玉誉士夫(1911-1984)は、福島県出身(戸籍上)の右翼運動家です。

 

自称CIAエージェント、暴力団・錦政会顧問です。戦争中、海軍航空本部のために物資調達を行い、終戦時までに蓄えた物資を占領期に売りさばいて莫大な利益を得ました。渡邉恒雄(1926-)は、東京都出身の新聞記者、実業家で、読売新聞グループ本社代表取締役主筆です。「ナベツネ」の通称で知られ、読売新聞社社長、球団オーナー、読売ジャイアンツ取締役最高顧問、日本新聞協会会長などを歴任しました。

 

大野伴睦(1890-1964)は、岐阜県出身の政治家です。東京市会議員を経て衆議院議員となり、衆議院議長、国務大臣北海道開発庁長官、日本自由党幹事長、自民党副総裁を務めました。タカ派の政策集団・青嵐会を結成し、後に農林水産大臣・科学技術庁長官などを務めた中川一郎の政界での師匠として知られます。渡邉恒雄は大野伴睦の番記者となり、保守政界と強い繋がりを持つようになりました。

 

池田勇人、児玉誉士夫、大野伴睦の御魂が上がるよう意図して光を降ろすと「中川一郎と同じ。殺されたと思う」「同和。勝ち馬に乗ったつもりがやられた」「ワニ」と伴侶が伝えて来ました。渡邉恒雄に闇の解除・統合を意図して光を降ろすと「いいと思う。替え玉かも」と伝えられました。私も渡邉恒雄は替え玉の可能性が高いと思います。大野伴睦は、ワニであることから、岐阜の松利権を握っていたと感じます。

 

また、電源開発は過去にワークを行っていました。北陸電力社長・松田光司に光を降ろすと「普通の闇」と伝えられました。最後に九頭竜ダムと九頭竜電力所(水力発電所)地下を意図して光を降ろすと「完全に地下がある」と伝えられました。九頭竜ダムと周辺発電所の地下は、アドレノクロム工場の可能性が高いと見ます。九頭竜川と九頭竜湖が本来の純粋な姿になることを願っています。(おわり)