Yugawara_and_Manazuru_20101204


2021
1219日の神奈川県真鶴町長選挙で、選挙人名簿流出問題で辞職した前町長・松本一彦が当選しました。東京新聞は、今回の真鶴町町長選挙について次のように伝えています。『選挙人名簿不正コピー問題で前町長が辞職したことに伴う真鶴町長選は十九日投開票され、辞職した前町長の松本一彦さん(55)が、八十八票の僅差で元町長の宇賀一章さん(69)を下した。

 

ともに新人で元会社役員の大塚伸二さん(66)、前町議の森敦彦さん(70)も及ばなかった。公選法の規定で、松本さんの任期は辞職前と同じ二〇二四年九月二十五日まで。投票率は62.20%(前回71.78%)、当日有権者数は六千二百八十八人。当選が伝えられた松本さんの事務所では、支援者から「よかった」「ほっとした」との声が漏れたが、万歳などの祝賀セレモニーは一切なし。

 

松本さんは神妙な表情で「このたびは本当に申し訳ございませんでした。町民の皆さまに一生をかけて、私の人生をかけて謝罪したい。信頼回復は難しいが、仕事の中で結果を表したい」と語り、妻(56)、長女(29)、次女(26)と抱き合う場面もみられた。松本さんは町職員時代に不正コピーした名簿を使い昨年九月の前回町長選で初当選。問題発覚後の先月辞職し、町内千九百世帯近くを謝罪に訪れ、町民の励ましを受けて立候補した。

 

出直し町長選での当選後、コピー問題について「当事者なので問題解決にはうってつけで、課題を早く解決したい」と主張、第三者委員会には「法的にどこまでできるか分からないが、議事録をクリアにし透明性を確保したい。結論を尊重する」と述べた。』。選挙人名簿流出問題という選挙不正にもつながる疑惑で町長を辞職した人物が再び選挙で当選して町長の地位に就くこと自体が、非常に不可思議な事象と思います。

 

今回の神奈川県真鶴町長選挙には4人立候補していました。真鶴町長選挙の結果は、神奈川新聞によると、『当選 松本一彦1,493票、宇賀かずあき1,405票 大塚伸二807 森あつひこ136票』でした。真鶴町長選挙の前日、1218日、真鶴町在住で過去にセッションを受講し、真鶴巡礼の旅にも同行したクライアントの夏美さん(仮名)から一通のメールが届きました。「明日が投票日ですけど、投票したい人がいません」と書いてありました。

 

夏美さんの気持ちはよく分かります。現実的に、町長選挙の投票率は、今回62.2%で前回よりも10%近く低くなっています。また、夏美さんは、《神奈川県真鶴町の選挙人名簿流出問題から浮上する腐敗政治による不正選挙の闇》の記事を読んでくれており、真鶴町の政治の内情を伝えてくれました。驚いたことに、夏美さんは真鶴町役場関係の仕事をしていたことがあり、真鶴町長選の立候補者3名と選挙人名簿流出問題の関係者2人と顔見知りだというのです。

 

具体的には、今回の真鶴町長選の立候補者だった松本一彦(今回当選した前真鶴町長)、宇賀一章(真鶴町議・元真鶴町長) 、森敦彦(前真鶴町議)と選挙人名簿流出問題の関係者の青木たけし(真鶴町議・元真鶴町長)と岩本克美(真鶴町議)5人です。岩本克美以外の4人は、全員が元真鶴町役場職員だということです。そうすると、真鶴町の政治家と同様に役場職員に腐敗が及んでいる可能性が否めないと感じます。

 

夏美さん地元在住の経験を含めて率直な感想を寄せてくれました。『町長時代の青木たけしは、役場職員の多くに嫌われていました。パワハラがすごくて、多くの男性職員に恨まれるほどです。とにかく憎まれてました。その体勢を多くが苦しいと思っていたようで、ヒーローの様に立ち上がったのが宇賀一章です。仲間内の人気が高く、求心力はありました。誰も受かると思ってなかったので、受かった時は歓喜に包まれました。

 

ただ、それこそヤクザみたいな外見で、なのに中身はビビリで政治能力ゼロなのでぼんやりした存在感でした。そこへニューヒーロー松本一彦の登場です!若くて、やる気もあって、やっと良い人が出てきたと喜んでました。すごく人間的にはまともな人です。ですが、この松本一彦を裏で操っているのが青木たけしなのです。青木たけしは、自分が町長に落ちたのが悔しくて、議員になって、さらに町長ではないけど、町長を操ってやろうと思ったのでしょう。

 

とにかく邪気が強い男です。先日あった議員選挙で落選した森敦彦が自分が落ちたのが、悔しくて、当選した他の議員の真鶴に住民票を移したが居住日数が足りない事(立候補の条件に満たない事)を指摘し、当選資格を無効にした経緯もあります。ですので、この森敦彦の私怨のせいで、議員も町長も降ろされた訳です。岩本克美は、政治には全く向いていません。むしろ心も弱いと思います。長いものには巻かれてしまうタイプです。

 

岩本克美は、今回の有権者コピー問題で辞職をしようとしたら、青木たけしに止められて、いまだに議員をしています。なぜ2人とも辞めない?と思っていたら、青木たけしの強引、わがままなやり方でしがみついていたいから、という理由で巻き込まれてます。岩本克美が辞めたら、青木たけしも辞職を迫られると思ったのでしょう。腐り切った方が、再生もしやすいから、もっともっと腐り切って欲しいとも思います。

 

この際、今までのピラミッド社会を崩壊するべく、町長などいなくてもいいと思うのですが、どうしたら良いですかねぇ。みんな横並びの町でいいと思うのですが…』。実際に真鶴町の政治の中にいるような夏美さんの真っ当な意見であり、私も同感です。私が予想していた通り、青木たけしが一番の黒幕のようです。また、夏美さんは、『真鶴は創価学会の力がものすごく強いんです!学会に入ってる方も多いです』と伝えていました。

 

やはり真鶴町は創価学会の力が強かったようです。政治家や役人が学会の力を背景にして、グルになって真鶴町の人たちを金づると食い物にしている構図が浮かびます。夏美さんは、熱海市が生まれ故郷の稲川会の人が、学年が1つ下の後輩で、学校時代に顔見知りだったといいます。真鶴の地は、源頼朝が隠れた岩屋などの洞窟が多い場所です。これは、古くから松取り(松果体収穫)が行われて来た事の証です。松取りの場所には、自然に金に群がる反社の集団が形成されます。

 

夏美さんは、最近、現職の野党国会議員に政治家にならないかとスカウトされたといいます。「それは表舞台に出る時期が来ているというサインだと私は思う」と夏美さんに伝えました。過去世で真鶴の地を暗闇にする仕事をして来た故に、今世、真鶴の地を本来の光の地に戻す役割があるのです。真鶴町の実状は、日本の国政と地方政治腐敗の縮図と捉えます。真鶴町が古い時代から新しい時代にいち早く移行することを願っています。