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松下政経塾と林英臣政経塾の入塾条件や費用について調べました。《ABEMA TIMES》の記事「政治家多数輩出の松下政経塾 全寮制で4年間お金が貰えるって知ってた?」には、『「松下政経塾」とは、日本を代表する実業家・松下幸之助氏が未来のリーダーを育成するため、70億円の私財を投じて1979年に設立した政治塾だ。これまで、野田佳彦前総理大臣や高市早苗現総務大臣、前原誠司元外相、自民党の小野寺五典政調会長代理、元横浜市長・中田宏氏など、多くの政治家を輩出してきた。

 

松下政経塾の概要:・応募資格:満22歳~満35(41日入塾時点) ・塾生:全寮制で兼職禁止、在籍期間は4年。・塾生寮:敷地内にあり(寮費、食費は実費)・研修資金:初年度月21万円、2年次22万円、3年次より26万円』と記されています。松下政経塾に入塾すると年間約250万円~310万円の受講資金という給料が出るのです。給料が出て政治家になるための肩書がつくとなれば拝金主義者の人たちが大勢集まります。ただし、入塾は競争率が高い狭き門のようです。

 

wikiによると『現在では、入塾年度の前年に願書を提出し、春から夏、夏から秋の2期間で選考が行われる。選考のスタイルは年度によって多少の修正がなされる。現在の選考は小論文・教養試験・論述試験などの筆記試験に加え、集団討論・個人面接などの口頭試験、TOEICによる語学試験、さらには体力測定や適性検査なども課される。募集定員の定めはないが、例年200名前後の出願に対し入塾者は5名程度と非常に狭き門になっている』とあります。

 

林英臣政経塾の場合は、政治家天命講座の受講と受講資格について、公式サイトには、『受講資格:現職(元職)議員、若しくは議員志望者。(どこの何年何月の選挙に出馬が明確な事) 全日程(毎月118時〜翌朝)を受講できる者。(現職議員の方は公務による欠席を考慮します。) 本氣で受講し命がけで日本を救うことに志を立てる者。受講費用:会場までの交通費、飲食費、宿泊費。(会場までの移動を考慮下さい) 政治家天命講座の運営に係る経費(入塾費・受講費・会場費・教本等)については、本塾にて負担致します』と記されています。

 

松下政経塾のように給料は支給しないけれども、受講に際する経費はかからないようです。定員などの制限は特に記されていません。参政党の代表・神谷宗幣は、松下政経塾、林英臣政経塾のような私塾「イシキカイカク大学」を運営しています。公式サイトには、『累計2,000名以上の意識に多大な変化を起こしてきた 伝説の学び舎『イシキカイカク大学』が 2年の沈黙を破り、満を持して復活します。その時の映像を掲載しておくので 「復活の理由」に興味がある方は 以下の動画の冒頭約7分を御覧ください。

 

理由よりも「誰から何が学べるのか?」 「どんな環境が手に入るのか?」という部分が 気になる方は動画を飛ばして読み進めてください』と記されています。動画の最初の7分間を視聴してみると『イシキカイカク大学は、2018年~2020年までの440数名の講師陣の下で、1000人の方が参加してきた。イシキカイカク大学とは別に、参政党DIYスクールの形で運営している。参加者の方はとても熱意があり自分もさぼっていてはいけないなと思った』という感じの内容です。

 

主宰者が第4期までと言っていたイシキカイカク大学の第5期を復活させた理由は明確ではないのですが、「スピリチュアルの世界」のことを伝えたり、理解することを強く訴えていました。公式サイトの「スケジュール」には、第5期の20221月~5月の予定も記載されています。受講費用などの内容は、『通学コース(先着80名限定)・一括払い(カード決済/銀行振込)40万円 ・分割払い(カード決済のみ)8.5万円×5(合計425,000)

 

通信コース ・一括払い(カード決済/銀行振込)15万円 ・分割払い(カード決済のみ)3.2万円 × 5(合計16万円)』と記されています。通学コースは定員制ですが、通信コースは定員がありません。受講者が集まれば集まる程、金が入ることになります。第1期~第4期までで累計2,000名以上が参加したといいますので、3億円(15万円×2000)以上の受講料が入っていることになります。選挙資金を集めるためという理由になりますが、どうも金儲けの様相を呈している感じです。

 

参政党令和2年(2020年)収支報告書」に記載されていた参政党の代表・神谷宗幣の住所が「石川県加賀市須谷町」になっていたのが不可解でした。ネット検索すると神谷宗幣が運営する「加賀プロジェクト」のためのようです。公式サイトによると、加賀プロジェクトとは「キッズスクール」「コワーキングカフェ」「自然栽培ファーム」の事業の立上げと運営です。《重要な光の場所である岩手県北上山地の地底と海岸線を封じる金・松・エゴの闇の仕組》で書いた「NPO法人地球のしごと大學」と非常に似ている形態です。

 

子供・農業・エコロジーがキーポイントになり、「金集めのための人集め」に行き着きます。人集めの究極は裏の松取り・松利権です。どうして石川県加賀市なのかが疑問になります。《加賀百万石と知事2人で約60年の県政支配の歴史が暗示する巨大利権王国の石川県》にありますが、加賀百万石の石川県の地は、アドレノクロムを含む松システムの中心となっているのです。石川県加賀市で新規事情を展開する政治団体「参政党」の代表となれば、裏の松利権に関係している憶測も浮かびます。

 

石川県の関係では、参政党の副事務局長・川裕一郎は、石川県議会議員です。龍馬プロジェクトの副会長、副幹事長にも石川県議会議員、金沢市議会議員がいます。いずれも石川県の県議・市議が要職に就いています。《北陸中日新聞Web》の記事『市有施設貸与 広がる波紋 私塾開設など「加賀プロジェクト」(202235)』では、神谷宗幣の加賀プロジェクトに加賀市の所有する施設を貸与することに疑問を投げかけています。『政治団体幹部を務める神谷宗幣(そうへい)(44)が加賀市内で展開する「加賀プロジェクト」が波紋を広げている。

 

新たな学校づくりを掲げて移住者を呼び込む一方、市有施設が政治活動に利用されないか警戒感を持つ市民も少なくない。市や神谷氏は「政治団体とは関係がない」と説明するが、隔たりは大きいままだ。神谷氏は二〇二〇年七月に加賀市に移住。「加賀プロジェクト」と称して同年九月に認可外保育園を大聖寺地区に開設し、二一年九月にはフリースクールを旧黒崎小学校で始めた。今年四月からは山中温泉の旧看護学校生徒宿舎で、高校生や大学生のための私塾開設を予定している。

 

旧黒崎小学校は昨年七月、フリースクールの運営団体から使用申請を受け、市教委は「将来の人材育成に資する事業を行うという活動目的を確認できた」として許可した。市議会では政治活動への利用や、市の政治的中立性を懸念する質問が続出。市民団体も設立され「自分たちの思想を広げるために、市の施設を使用するのは問題」と訴えている。これに対し神谷氏は本紙の取材に「龍馬プロジェクトとは全く関係ない。(事務局長を務める政治団体の)参政党に勧誘することもない」と説明。

 

自身の役割は「企画を作り、人とお金を集めること」と話し、各現場の運営は移住したメンバーが行うとする』。神谷宗幣自身が「人とお金を集める」と話しているのです。《能登島キッズランドから繋がる安倍晋三前首相の桜を見る会の闇の構図》にある能登島キッズランドは石川県の能登島にあり、安倍晋三元首相が絡む松利権案件だと見ています。龍馬プロジェクトには、加賀の松システムの重要拠点の航空自衛隊小松基地のある小松市の市長・宮橋勝栄が首長会に参加しています。

 

また、国会議員参与として大岡敏孝(自由民主党・衆議院議員・二階派)杉田水脈(自由民主党・衆議院議員・安倍派)鈴木英敬(自由民主党・衆議院議員・安倍派・前三重県知事)3人の自民党国会議員が参加しています。二階派と安倍派の国会議員の参加が大きな意味を持つと感じます。参政党、龍馬プロジェクト、イシキカイカク大学を牽引する神谷宗幣は、表裏の金儲けの大規模プロジェクトのリーダーです。支配層の暗黒集団から指名されたと捉えており、背後の黒幕の存在を探っていくことにしました。(つづく)