Shirane-sanzan[1]

8/29(木) 18:00配信(テレビ静岡)の《リニア 流域の自治体「水は一滴たりとも失えない」 JRに対して強く主張》のヤフーニュース掲載の記事が目に留まりました。

 

リニア中央新幹線(リニア)は、時速500kmの超電導リニア方式を採用して、品川-名古屋間を最速40分、東京-大阪間を最速67分で結びます。リニアは、既に2014年12月に着工しています。


品川-名古屋間は、2027年開業予定とされて、名古屋-大阪間は、2037年に開業予定とされています。リニアは、東京都、大阪府、愛知県など10の都府県を通過します。

 

10都府県の内、静岡県の川勝平太知事が唯一リニア工事に強硬姿勢を取っています。静岡県VSJR東海の対立が深まっています。原因は、大井川の水問題があります。

 

8/28(水)19:47配信(静岡朝日テレビ)《リニア問題で世論調査》の記事では、川勝知事を「支持する」が60% 「支持しない」が18%でした。静岡県民は、明らかにJR東海に対して反対しています。

 

リニア工事の一番の難所は、南アルプストンネル工事です。地下1400mを通り、湧水の量、水圧、地圧が大きくなる恐れがあり、かつてない難工事が予想されています。

 

リニア工事によって大井川の水が減る恐れがあります。流域の自治体からは、改めて川の水をすべて戻すよう求める声が上がりました。大井川の水量減少に対して、具体的な対策を県に求められているJR東海。

 

焦点になっているのは、8/20にJR東海が示した、トンネルの工事中に静岡から山梨・長野両県に流れ出す水については、そのすべてを静岡に戻すのは難しいという認識についてです。

 

リニアの問題点は、水減少の他にも、環境破壊、原発1基分の電力消費量、採算性、事故のリスクなどが挙げられています。自然環境を破壊することが一番問題だと感じます。

 

赤石山脈には糸魚川-静岡構造線が通っています。大きな断層に対して垂直にトンネルを掘ることで、どうなるかは、想像に難くありません。利便性を優先すると地球を壊すことになります。

 

自然を破壊して地球を虐げる原因は、人間のエゴ。「一番大切なものは何か」について、多くの人が理解することが大事です。私の故郷の川勝知事には、頑張ってもらいたいと思います。