hawai remuria 

台風15号は、関東を中心として大きな被害がもたらしました。被害の中でも、千葉県を中心とする長期間の停電は、人々が余り経験したことがなかったことだと思います。

 

私が入院していた病院も、半日程、停電になりました。病室のクーラーが停まり、蒸し風呂状態になりました。通電した時は、電気のありがたみを痛感しました。

 

現在は、電気のある生活が当たり前になっていますが、電気のない時を想定して、生活の工夫をしていくことも大事だと思います。「闇は光に向かうためのもの」です。


今回の台風による停電被害は、これからの電気のあり方についての教訓を残したと思います。みんなの党代表・渡辺喜美さんのYouTube動画が参考になります。

 

渡辺喜美さんによると、現在の電力供給体制は、1940年の体制だといいます。「中央司令塔型」と呼ばれ、今から約80年前に作られたものです。当然、送電線設備に老朽化していることもあるでしょう。

 

この「中央司令塔型」の電力体制から「地域分散型電源」と「ネットワーク型送配電」を組合わせた「スマートグリッド」に変えて行くことだといいます。

 

「スマートグリッド」は「次世代送電網」という意味で、電力の流れを供給側・需要側の両方から制御し、 最適化できる送電網のことです。「中央」から「分散」「ネットワーク」への移行です。

 

闇から光への観点からも「中央型」を「分散型」に変えて「支配」を弱める必要があります。「千葉に完全停電を免れた町があった! 電気も「地産地消」の時代?」(FRIDAY DIGITAL9/30(月) 17:01配信) の記事に注目しました。


台風15号で広域的に停電に苦しん千葉県ですが、睦沢町は電力供給が途絶えなかったといいます。地中に眠る天然ガスを利用して、電気の地産地消システムを作り、台風が来るまえの9月から稼働を始めたそうです。

 

個人的には、各家庭にソーラーパネルを備えて、自家発電で賄える体制にしていくのが理想だと感じます。電気は無限ではありません。家庭で電気を節約する生活に変えて行くことも大事になります。

 

「地産地消」は、人間と地球が共存していくための重要なキーワードです。各地域で、循環社会を構築する上での基盤となります。電気のある生活は、人々と共に変わって行くのだと感じます。