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ネットニュースを見ていると自給自足的な田舎暮らしを始めた人の記事がありました。《40代男性「生活費8000円」田舎暮らしで得た快感》(1/12(日) 5:30配信 東洋経済)。

 

主人公は、40代の独身男性の方。場所は、三重県津市から車で1時間ほど走った山に囲まれた集落。100万円台の築約100年の平屋の古民家を数ヶ月かけて見つけたそうです。

 

移住する前に、松坂市に家賃月2万円の平屋を借り、家探しや田舎暮らしの準備を進めていました。庭の畑で、大根、ジャガイモ、人参、レタス、パクチーなどを栽培しています。

 

みそなどの調味料も手作りして、コメ以外の食料品を買うのは月に1回程度。最も大きな支出の1つは、インターネット通販で購入する10キロ3000円のコメです。

 

固定資産税は年間数千円。水道代は数百円。電気は夏場には2000円超でしたが11月分は数百円。通信費は千数百円で、月1万円を切っています。ゴミ出しは、ゴミがないため年間1回といいます。

 

「やることの基準は楽しいか、楽しくないか。なるべく楽しく生きていこうと思っている」「20年の歳月の東京での雇われ生活があってこそ、ゆとりのある田舎での生活のありがたさを感じられる」。


男性の話が印象的です。「格差」「貧困」「ワーキングプア」など、お金が足らなくて生活するのに苦労している人たちがいます。それは、出費が多い都会生活だから。

 

自給自足的な田舎暮らしは、生活費が安いのでお金を稼ぐための仕事に就く必要性はありません。都会生活で、多くのお金を持つことで、多くの物を手に入れることは出来るでしょう。

 

しかし、自分が作ったりして動くことで手に入れる楽しさを味わえることはないと思います。ある意味、人はお金を持つことで、本当の楽しさを忘れてしまうのかもしれません。


「料理を作る場合も、ガスで料理するよりも火を点けて料理したほうが断然楽しい」と男性の方は言います。現実世界は、物を多く持てば持つ程、多くのお金を必要となります。

 

それは最終的には、自分を縛ることになります。都会に暮らす人の多くが、自分に我慢させて、自分に鞭打って働いて、生活するための多くのお金を得ているのが現状だと感じます。

 

「田舎生活は、都会生活に付きものだったストレスがなくなった 」というのも当然だと感じます。私も、葉山での生活の時に、テレビと車を手放しました。


将来的には、自給自足的な田舎暮らしに移りたいと思っています。「ゆとりのある豊かな生活」とは何なのか、実際に、田舎暮らしをすることで分かってくるのでしょう。