新千歳空港行きのバスの中で、どこかで見たような顔の男性が通り過ぎました。「どこかで会ったような・・誰だっけかな・・」と必死に思い出そうとしていました。
突然「あっK君だ」と閃きました。22年勤務して退職した会社で2年後輩でした。私が入社3年目の時、彼は新人。休日の寮では、よく麻雀をやっていました。
徹夜麻雀のメンバーでもありました。「どうして30年前のことが今頃・・」と驚きました。会社の楽しい記憶は殆どありませんでした。今でも、時々、会社の悪夢を見ます。
うなされることもあります。職場で村八分になったり、虐げられる夢。実際、かなり辛い経験をしたと思っていました。会社の記憶は、私の奥で深い闇となっていました。
「父親が亡くなったので会社を辞めて北海道に帰る」と彼は話していたと思います。空港で搭乗を待っている間にスマホで彼の近況を知りました。現在は、大阪の会社に勤務しているようでした。
葉山に向かうバスの中から、空に小さな四角い虹が出ているのを見ました。何かのサインだと思いました。帰宅してから、伴侶に私が経験したことを話しました。
「彼はあなたのことがとても好きだった。過去世で闇の仕事も一緒にした。あなたが会社でも楽しかったことを思い出す。だから彼に会った。あなたの会社の闇は、もう終わり」。
「四角い虹は祝福のサイン」。伴侶が感じたことを教えてくれました。彼と一緒の楽しかった時を思い出すことが出来ました。彼に光を降ろして、感謝を伝えました。