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米国の混乱が象徴するアドレノクロム利権の暗黒ネットワークの崩壊》記事で書いた17日の伴侶の夢のキーワードの中に「ベトナム」がありました。4つのキーワードの中の「ベトナム」「結核」「子供の失踪」の3つからベトナムの結核関連と松利権・医療利権が関係していると感じました。

 

ベトナム・結核でネット検索すると「ベトナムに広がる結核の特徴と危険因子をゲノムレベルで解明-外国生まれ結核患者の増加を背景に」の論文が目に留まりました。「現在、我が国の20歳代の結核の71%は、外国生まれの患者で占められており、その中でも、ベトナムからの患者数は急増し、国別でフィリピンに次いで2位を占めています。」

 

「言語や文化の違いにより、外国生まれの患者の結核診断、治療、まん延防止には常に困難が伴います。特にベトナム結核の特性を知るには、現地でのコホート研究が重要という考えから、J-GRIDプロジェクトを実施してきました。」と記述されていました。コホート研究(cohort study)とは、分析疫学における手法の1つです。

 

特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究であり、要因対照研究(factor-control study)とも呼ばれます。J-GRIDプロジェクトは、感染症研究国際展開戦略プログラムで、日本医療研究開発機構(AMED)が統括しているようです。

 

AMED公式サイトによると「アジア・アフリカに整備した海外研究拠点を活用し、各地で蔓延する感染症の病原体に対する疫学研究、診断治療薬等の基礎的研究を推進し、感染制御に向けた予防や診断治療に資する新しい技術の開発、高度専門人材の育成を図ります。」と記されています。

 

J-GRIDプロジェクトは、アジア・アフリカの国と国立大学が結びついた9箇所の海外研究拠点があります。タイ(大阪大学)、ベトナム(長崎大学)、中国(東京大学)、ザンビア(北海道大学)、インド(岡山大学)、インドネシア(神戸大学)、フィリピン(東北大学)、ガーナ(東京医科歯科大学)、ミャンマー(新潟大学)です。

 

海外拠点の殆どが発展途上国であります。また、いずれの大学も国立大学のみであり、何か不可解に思いました。J-GRIDプロジェクトの評価・運営体制は、国立感染症研究所、理化学研究所所属の人材がトップであり、日本という国が主導している大きな利権ネットワークのようにも感じます。

 

検索で目に留まった既述の対象論文は、「公益財団法人結核予防会 結核研究所」「学校法人北海道科学大学」 「国立大学法人長崎大学」「国立研究開発法人日本医療研究開発機構」の連名で、ベトナム長崎大学国際共同研究拠点プロジェクトの委託研究です。

 

伴侶の夢のキーワードの「結核」から、まず注目したのが、「結核予防会」「結核研究所」です。「公益財団法人結核予防会」は、診療所・病院が結核について専門的機能で診断し、関連する疾患の治療を行うことで国民の疾病予防と健康増進に寄与し、結核研究所を中心に世界的課題である途上国の結核対策に国際的に貢献することを目的にしています。

 

元厚生労働省(健康局結核感染症課)所管で、全国の都道府県に存在し、本部との密接な連携のもと事業を行っています。支部には専業支部と統合団体があります。国民の結核を中心とする疾病の予防のための啓発普及、調査研究等に関する事業を行うことを主な目的としており、現総裁は、文仁親王妃紀子です。

 

結核予防会の本部は、東京都千代田区(水道橋)にあります。結核研究所は、結核を中心に、肺がん、その他の呼吸器疾患の予防事業、調査研究及び国際協力等を行っている公益財団法人結核予防会の1事業所であり、研究・研修・国際協力の事業を担っています。結核研究所の本部は、東京都清瀬市松山にあります。(つづく)