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野口遵(のぐちしたがう・1873-1944)は、日本窒素肥料(現・チッソ)を中核とする日窒コンツェルンを一代で築いた日本の実業家です。「電気化学工業の父」や「朝鮮半島の事業王」などと称されました。チッソの他にも、旭化成、積水化学工業、積水ハウス、信越化学工業の実質的な創業者でもあります。朝鮮半島進出後の野口遵は政商でした。

 

朝鮮総督府の手厚い庇護の下、鴨緑江(おうりょくこう)水系に赴戦江(ふせんこう)発電所など大規模な水力発電所をいくつも建設し、咸鏡南道興南(現・咸興市の一部)に巨大なコンビナートを造成しました。さらに、日本軍の進出とともに満州、海南島にまで進出しました。森矗昶(もりのぶてる)、鮎川義介(あゆかわよしすけ)などと共に当時、「財界新人三羽烏」として並び称されていました。

 

野口遵は、裏で松果体収穫による松利権の支配拡大を行っていたと感じます。《ボアオ・アジア・フォーラムが開催される中国・海南島に潜む深い闇》から中国の海南島は、日本軍によって松取りが行われた場所と分かっていました。また、日本が実質植民地とした、中国の満州の地も、松取りが行われました。金儲けである松取りのための満州国だったのです。

 

満州の地には、松花江など大事な水の地があります。やはり戦争という隠れ蓑によって、松果体収穫が行われて来たことが分かります。曽木発電所は、牛尾大口金山に電力を供給するために作られたので、牛尾大口金山でも秘密裏に松取りが行われていたと感じます。松果体収穫の闇と繋がる曽木発電所は、川内川の水のエネルギーを封じることになります。

 

チッソ株式会社は、戦後の高度成長期に発生した水俣病の補償業務を専業とする日本の企業です。元来は化学工業メーカーでしたが、2011331日をもって事業部門を中核子会社のJNC株式会社に移管し、持株会社となりました。曽木発電所遺構、牛尾大口金山に闇の解除・統合を意図して光を降ろすと「いいです」と伴侶が伝えて来ました。

 

野口遵には御魂が上がるよう意図し、チッソの社長・木庭竜一には闇の解除・統合を意図して、それぞれ光を降ろすと「ロスチャ」「半島」と伝えられました。野口遵は、やはり松利権を支配するロスチャイルドの工作員でした。鮎川義介は、《中国・満州国でのアヘン政策》の中でワークを行っており、30代で若くして他界した従兄の過去世だと分かっていました。

 

森矗昶(1884-1941)は、森コンツェルンの創設者、衆議院議員でもある千葉県出身の実業家です。少年時代からの実学で知識と技術を体得し、時にヤマカンともよばれる事業に対する嗅覚によって化学工業の先達となったたたき上げの実業家でした。森コンツェルンは、日本で形成されたコンツェルンの一つで、戦後の財閥解体によって解散しました。

 

満州事変以降の軍事特需の追い風を受け、電気化学工業を中心として形成。最盛期(昭和16年頃)には、直系14社、傍系6社を擁する化学工業系大コンツェルンに成長していきました。アルミニウムなどの電気化学工業中心で、日本産業、日本窒素肥料、日本曹達、理化学研究所とともに新興コンツェルンと呼ばれ、日本の15大財閥の一つに数えられました。

 

森矗昶が、味の素の創始者鈴木三郎助(二代目)の起こした電力・化学会社に招かれた事から、戦前は味の素グループとも関わりがありました。系列企業のうち、昭和電工や日本冶金工業などが存続しています。昭和電工株式会社は、森矗昶が設立した日本電気工業と、経営に参加した味の素傘下の昭和肥料の合併により設立され、戦前は森コンツェルンの中核企業です。

 

社名の由来は、前身両社の名を組み合わせたものです。総合化学大手の一角に数えられていますが、電子・情報材料など高収益の事業に注力する事業再構築を行い「脱総合化」を図り「個性派化学」を目指しています。森矗昶も松利権拡大のためのビジネスだったと感じます。表のビジネスを隠れ蓑にして、裏で松利権の拡大によって金儲けを行っているのです。

 

森矗昶は、御魂が上がるよう意図し、昭和電工の社長・森川宏平には、闇の解除・統合を意図して、光を降ろすと「殺されたのかもしれない。利権を取られたかも」「反社」と伝えられました。日本の化学工業が裏の松利権の闇とともに拡大してきたことが分かります。森矗昶は、野口遵が終生、ライバルとして意識していたといいます。

 

奇遇にも、野口遵の日本窒素肥料(現・チッソ)は水俣病、森矗昶の昭和電工は第二水俣病という公害病を引き起こしたのです。水を闇にして封じるという裏の松果体収穫による金儲けが、カルマとして公害病の現実になったと感じます。光を封じる松利権ネットワークの闇が光に統合して、日本が本来の光となることを願っています。(おわり)