「創価教育学支援会」について調べていくと、信越創価学会の公式サイトに行き着きました。公式サイトには、『「創価教育学体系」は、現職の小学校校長が書いた教育理論ということで、教育界に大きな波紋を生んだ。新聞や雑誌の書評でとりあげられ、識者からの高い評価を受けた。出版と同時に、牧口の功績をたたえ、創価教育学への支持と賛同を表明した「創価教育学支援会」が結成された。
メンバーは、郷土会の新渡戸稲造氏と柳田國男氏をはじめ、教育関係者、歴代の文部大臣、警視総監、大審院(今の最高裁判所)の判事、新聞社の社長など、各界の要人がおり、牧口の人脈の幅広さを物語っている』と記されていました。さらに、ネット検索していくと《書きたいことを書くブログ》を見つけました。「創価教育学支援会」の結成当時の文書のコピーの一部が掲載されていました(引用サイトはリンク切れ)。
『22前出「環境」第1巻第9号に掲載されている賛「創価教育学」の文と肩書氏名を紹介する。・・・・これ先生の創価教育学説の樹立に対し支援会を興し、敬意と後援を捧ぐる所似であります』と書かれており、創価教育学支援会の28名のメンバーの肩書・氏名が記されており、書き起こしました。『政友会総裁・犬養毅、関東庁長官・太田政弘、法学博士/農学博士・新渡戸稲造、前逓信事務次官・古島一雄、
前内閣書記官長/政友会総務・鳩山一郎、逓信政務次官・中野正剛、前法制局長官/政友会総務・前田米蔵、民政党総務・古屋慶隆、前文部参与官・安藤正純、前東京市助役・前田多門、大審院判事・三宅正太郎、前貴族院書記官長・柳田國男、衆議院議員・牧野良三、司法大臣・渡辺千冬、前文部大臣/法学博士・水野錬太郎、政友会総務・松野鶴平、男爵・中川良長、貴族院議員・山内一次、
三菱総理事/太平生命取締役・江口定条、前内閣政務次官/政友会総務・秋田清、前文部商工大臣・中橋徳五郎、商工大臣・俵孫一、子爵・八条隆正、帝国大学教授/医学博士・高木逸磨、工学博士・田中龍夫、改造社長・山本実彦、海軍大将・野間口兼雄、東京市会議員・岸辺福雄』。
創価教育学支援会・創設メンバー28名の一人ひとりのウィキペディアを調べていくと、政治家以外は、新渡戸稲造、柳田國男、高木逸磨、野間口兼雄の4人でした。内閣総理大臣経験者の国会議員が犬養毅と鳩山一郎を含めて、28人中24人が政治家(国会議員・東京市長)となっています。国会議員、首長、警視総監、最高裁判所判事、実業家、教育者など幅広い人材であり、創価学会の利権の網が垣間見えます。
メンバーの中には、子息が世襲議員となった国会議員もいます。鳩山一郎(孫・鳩山由紀夫(旧民主党))、古屋慶隆(孫・古屋圭司(自民党))、松野鶴平(三男・松野頼三(自民党)、孫・松野頼久(旧希望の党))が該当します。創価の利権集団が与党・野党の垣根がないことが分かります。また、創価教育学支援会のメンバーである国会議員の地盤を引き継いだ大物議員もいます。山口県萩市出身の自民党(二階派)衆議院議員・河村建夫です。
山口県萩市出身で自民党(福田派)衆議院議員・田中龍夫のウィキペディアには、『1990年(平成2年)の衆議院解散を機に政界を引退。山口1区の地盤は山口県議会議員の河村建夫が継承した』と記されています。ちなみに、田中龍夫の前職は満鉄(南満州鉄道)社員であり、満鉄の闇を引継いていると感じます。田中龍夫、河村建夫は共に松下村塾の山口県萩市出身であり、表の米国派である長州の闇を担っています。
河村建夫については「全日本私立幼稚園連合会(略称:全日私幼連)の4億円を超える資金の使途不明の問題」で疑惑が浮上しました。会長を務める関連団体「全日本私立幼稚園PTA連合会」でも使途不明金が発覚していました。幼稚園連合会の使途不明金問題関連で、《巨大な松利権ネットワークの様相を呈するNPO法人ひまわりの会》などのワークで二階派重鎮の当人に光を降ろしていました。
前任者の田中龍夫が創価教育学支援会のメンバーであったことから、同じ地盤を引き継いだ河村建夫も創価の利権集団と見るのが自然だと思います。日韓議員連盟の幹事長でもあることから、日韓を含む朝鮮半島の工作の闇も関係していると感じます。10月14日解散、31日投開票の総選挙が迫り、毎日新聞ニュースで《自民、河村建夫氏に山口3区出馬見送り提案 長男の比例単独擁立も》とを報じています。
山口3区では自民党・岸田派の林芳正が河村建夫の地盤に乗り込んで来ました。将来の総理大臣を目指している林芳正は、参議院では首相になれないので、衆議院に乗り換えて立候補を表明しています。二階博俊幹事長の時代が終わった今、二階派は窮地に立たされています。個人的には、元首相・安倍晋三と競って来た林芳正には「Q」の後押しを感じます。長州の闇を含めた創価の闇という松利権ネットワークが終焉を迎えることを願っています。(おわり)