2つのノーベル賞受賞者のライナス・ポーリングのネット情報を収集する過程で、創価学会公式サイトのライナス・ポーリングとの出会いを紹介する「池田大作先生の足跡」の記事を見つけました。創価学会の名誉会長・池田大作とライナス・ポーリングが実際に会っていたのです。『ライナス・ポーリング博士の強い希望により実現した創価大学ロサンゼルス分校での初会見(1987年2月24日アメリカ)』の文が添えられた対面写真が掲載されていました。
『ポーリング博士が池田大作先生のことを知ったのは80年代前半のこと。ともに平和へと行動してきた夫人に先立たれ、孤軍奮闘していたときのことだ。あるジャーナリストに紹介されて手にとった名誉会長の著作や平和提言。その内容に博士は驚嘆する。長年、核兵器について思索するなかで博士は「核兵器の一番の問題は、人間の生命に潜む狂気である」との認識を深めていた。その生命の問題をあつかう宗教者である池田先生が、これほど広範に、反核・反戦運動に取り組んでいるとは——
そこにポーリング博士は目をみはった。
初の会見(1987年2月)は、ポーリング博士の強い希望によって実現し、その後、4度の語らいを重ねることとなった。1993年、池田先生がアメリカのクレアモント・マッケナ大学で講演(「新しき統合原理を求めて」)。ポーリング博士は、講演のコメンテーターをつとめた。当時91歳。単身、飛行機と車を乗り継いでかけつけた。「世界平和を達成するために、大変な努力をしている方とお会いできたことがうれしい!
その努力が実るよう、私にできることは何でも喜んで協力させていただきます!」——これが、池田先生と出会って以来の博士の真情であった』と記されています。現実的に、元横綱・白鵬の義父・和田友良からライナス・ポーリングを通じて創価学会と繋がっていたのです。さらに、ライナス・ポーリングについて調べていくと
公益財団法人モラロジー道徳教育財団公式サイトの《多田舜保 – 偉人・ライナス・ポーリング博士の道徳性》のページに行き着きました。
『ポーリング博士についての概略は、ウィキペディアや世界人名事典等でも容易に知ることができます。筆者はモラロジー、麗澤との60余年間のご縁のお陰でポーリング博士と数回面談させていただくことができ、ポーリングの伝記をわが国で初めて翻訳出版することができました。ポーリングの人柄、業績、思想等について調査、研究した内容は今までに十数回、「麗澤大学紀要」や日本科学史学会等で報告してきました。
この度、モラロジー研究所の名称が「モラロジー道徳教育財団」と変わることとなり、道徳教育がより重要視されることから、偉人・ポーリングの道徳性の一端について紹介させていただき、今後の道徳教育、社会教育の一助になればと思います』と記載されていました。「モラロジー研究所」の名称は、《北朝鮮拉致問題の背後にある工作のシンクタンクとしての現代コリア研究所》の記事の中にも出て来ていました。
「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」の会長・西岡力と繋がっていました。『西岡力(にしおかつとむ:1956年-)は、東京都生まれの現代朝鮮研究者で、麗澤大学客員教授、公益財団法人モラロジー研究所歴史研究室長・教授に就いています』と書いています。公益財団法人モラロジー道徳教育財団公式サイトの道徳科学研究所のメンバー紹介で西岡力の名前が掲載されています。
研究テーマは『慰安婦問題、教科書問題など日韓歴史認識問題、日韓関係
北朝鮮による日本人拉致 韓国・北朝鮮の現状分析』と記されています。モラロジー道徳教育財団は、現代コリア研究所と同様に、工作のためのシンクタンクの役割だと感じました。ウィキペディアには、『公益財団法人モラロジー道徳教育財団は、千葉県柏市光ヶ丘2-1-1に本部を置く公益財団法人。1926年(大正15年)創立。
以来、倫理道徳の研究と総合人間学モラロジー(道徳科学)に基づく社会教育活動を推進。2010年(平成22年)4月に財団法人から公益財団法人に移行。3つの生涯学習センター、5つの記念館、11の出張所を全国各地に有し、研究、教育、出版等の事業を行っている。関連法人として麗澤大学を経営する学校法人廣池学園、一般財団法人麗澤海外開発協会、関連団体として日本道経会がある。
廣池千九郎が1926年に説いた「道徳科学」(moral+-logy)を基に始まった修養・道徳団体である。教育再生、道徳教育による「日本人の心の再生」を主張し、その出発点を家庭に置く。麗澤中学校・高等学校では、「新しい歴史教科書」(扶桑社)や「新しい日本の歴史」(育鵬社)などの歴史・公民教科書を使用してきた。また経営する麗澤大学においても、保守派論客が教鞭をとっているとの指摘がある』とあります。
「新しい歴史教科書」のワードから《長州を起源とする政治・医療・宗教・反社が密接に絡んだ松利権集団》にある"日大背任事件"で逮捕された籔本雅巳が理事長だった大阪市の医療法人「錦秀会」と繋がっている新興宗教の「新生佛教教団」が浮かびます。Wikiwandには、『最高顧問の秋本協徳は、新しい歴史教科書をつくる会に賛同していた』と記されています。モラロジー道徳教育財団は、対立工作によって利益を得るという、朝鮮半島が絡む長州を起源とする松利権集団の中核だと見ました。(つづく)