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8/10(土) 21:52配信(東奥日報)《クロマグロ稚魚大量死 青森・浅虫水族館》と8/11(日) 20:56配信(東奥日報)《クロマグロ稚魚、生き残りは6匹/大量死の原因検証へのニュース記事を読みました。


青森市の県営浅虫水族館は、大分県佐伯市の日本水産(ニッスイ)中央研究所大分海洋研究センターから搬入した完全養殖クロマグロの稚魚が大量死したと発表しました。


7日深夜に到着した約2900匹のうち、2800匹近くが死にました。10日午後5時現在で生存していた約100匹を11日から公開する予定でした。しかし、11日午後6時時点で6匹までさらに減少したといいます。


「何というかわいそうなことか」と思いました。同時に、過去に葛西臨界水族園で起きた魚の大量死の出来事を思い出しました。調べて見ると2014年12月のことでした。

 


大型水槽にクロマグロなどの回遊魚が165匹飼育されていましたが、次々に死亡して、3月末には、最後の1匹となったのです。2016年8月に最後に残っていたクロマグロが死亡しました。

 

原因は特定されていませんが、病理検査の結果クロマグロとスマの脾臓の細胞からウイルスが発見されたといいます。最後の1匹は、水槽の壁にぶつかり、死亡したことが分かりました。

 

今回のクロマグロ稚魚の大量死の原因は分かっていません。浅虫水族館の太田館長は「何が大量死を招いたのか検証を重ねたい」と話したといいます。養殖の稚魚と言えども命あるもの。

 

命あるものを大切にすることは当然のことです。根底にあるのは「人間のエゴ」です。大分県から青森県までの長距離の移動は、相当なストレスとなったでしょう。

 

「自分が魚の立場だったらどうなのか」を深く考える必要があります。そもそも、水族館は、魚などの海洋生物をガラスの水槽の中に閉じ込めて、お金を取って、見世物にする所です。

 

動物園も同じです。多くの人々は大切なものを忘れてしまっています。自然を大事にすることはどういうことなのか、気づくことです。もう、自然の生物を人間のエゴの犠牲にすることを終わらせなければなりません。