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小林製薬(大阪市)が扱っていた「紅麹のサプリメント」を巡る問題で、関連した食品の自主回収が相次いでいます。公式サイトによると、小林製薬が扱っていた商品で回収しているものは、「紅麹コレステヘルプ 20日分」「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」です。4/3()の読売新聞の記事《【まとめ】小林製薬「紅麹」問題 自主回収の製品は? 菓子や味噌、調味料にも…》には、これまでに自主回収を発表した主な企業と商品がまとめられています。

 

その内訳で企業数を数えてみると「健康食品22(小林製薬を含む)、菓子類10社、みそ・調味料・豆腐17社、酒類・甘酒7社、その他食品8社の合計64社」となります。広範な食品分野に小林製薬の紅麹の食品添加物が使用されていることが分かります。4/1()ITmedia ビジネスオンラインの記事《小林製薬「紅麹問題」、最大3.3万社に影響 食料品として多く流通か》には、『帝国データバンクが発表した調査結果によると、同社製の紅麹原料を使用した製品は、国内で最大3.3万社に流通している状況だ。

 

小林製薬による紅麹原料の供給先は、のべ225事業者。そこからさらに直接の仕入れや販売関係がある「1次販売企業」は873社、原料などの仕入れで取り引きがあり、流通や加工を行う「中間流通・製造など(1次仕入加工)」の企業は3878社だった。加えて、1次仕入加工企業から商品の仕入れや販売などの関係がある「2次仕入・販売企業」などを含めると、最終的に国内3万社超に小林製薬製の紅麹原料を使用した製品が流通している可能性がある』と記されています。

 

小林製薬の製造した紅麹だけで国内3.3万社に流通しているのです。紅麹の製造会社は小林製薬だけではありませんので、日本国内の紅麹が流通している会社数はもの凄い数になると想像できます。紅麹の製造メーカー一覧の情報はネットでは見つかりませんでした。しかし、食品添加物「ベニコウジ黄色素」のメーカー名がありました。ベニコウジカビ-wikiには、『紅麹には、実は黄色の色素も含まれており、工業的にそれだけ抽出することも可能で、食品添加物「ベニコウジ黄色素」として別に定められている。

 

主なメーカーとしては、ヤヱガキ醗酵技研、グリコ栄養食品(モナスカラー)、理研ビタミン(リケカラー)などがある』と記されています。また、食品添加物の表示のルールから実際の食品に「紅麹」表示がされていない場合があるようです。4/2() 日本農業新聞の記事《原材料表示ないのに「回収」なぜ? 小林製薬の「紅こうじ」問題》には、紅麹の表示のない商品についての詳細が記されています。『対象商品には、原材料に「紅こうじ」の表示がないものがあり、インターネット上で疑問の声が出ている。

 

本紙「農家の特報班」が理由を探った。紅こうじは米などの穀物をベニコウジカビで発酵させて作る。小林製薬は紅こうじを自社で製造し、乾燥・粉砕したものを食品や飲料メーカーなどに供給していた。厚生労働省によると、回収を発表した企業は1日時点で約80社を超えた。そのうち、大手酒造メーカーの宝酒造が回収している日本酒「松竹梅白壁蔵 澪(みお)PREMIUMROSE〉」の原材料名は、「米(国産)、米麹=こうじ(国産米)/炭酸」とあり、紅こうじの表示はない。

 

大手小売りのイオンも、プライベートブランドの「麦麹使用でふんわり肉まん」など7品目を回収。同様にいずれの商品でも原材料に、紅こうじの文字はない。なぜ、紅こうじの表示がないのか。消費者庁に尋ねると「現在のルールだと、紅こうじが表示に出てこないことがあり得る」(食品表示企画課)との説明を受けた。食品表示法の「複合原材料」の表示に関わるルールが関係しているという。複合原材料は2種類以上の原材料を使ったもの。例えば、みたらし団子の場合、製造過程で使うしょうゆが複合原材料の位置付けになる。

 

本来、複合原材料も原材料を記載するのが基本。みたらし団子の例だと、ラベルに「しょうゆ(大豆、小麦、食塩)」のように記載しなければならない。ただ、例外がある。「最終製品に占める重量割合が5%未満」「名称からその原材料が明らか」のいずれかの場合、表示を省略できる。メーカーへの取材によると、宝酒造の日本酒は「米麹」、イオンの7品目は「発酵調味料」で、小林製薬の紅こうじを使っている。「米麹」「発酵調味料」が複合原材料に当たり、表示を省略したと思われる』。

 

個人的に身近な食品を調べてみると、即席カップめんや豆菓子には、「調味料(アミノ酸等)」「ベニコウジ色素」「寒梅粉」など紅麹類と思われる表示があります。「紅麹」の名称がなくても、多くの食品に紅麹が食品添加物として使用されており、松果体成分が含まれているものだとと推測します。これ程までに紅麹が食品添加物として利用が広まったのは、売り上げに直結する効果があることを少なくとも製造関係者は認識していたからだと感じます。では一体、「紅麹」の源流は何かということになります。

 

「紅麹」をネットで調べていくと、小林製薬公式サイトにある「本草綱目(ほんぞうこうもく)」に行き着きました。『「血液の流れを良くし、内臓機能を改善」 古来、中国では医薬の学問のことを「本草」学といいますが、「本草綱目」は、明の李時珍が27年がかりで1578年に完成させた中国の本草学の集大成として知られる書物。その中に、紅麹の効用についての記述があり、「主に消化を良くし、血液の流れを促進し、脾臓や胃の機能を改善する」と書かれています。

 

また「気力を回復し、傷の治りをよくし、女性の瘀血や産後の肥立ちにも効き目がある」とも記載され、さまざまな作用があると考えられていたようです。また、この書には紅麹の製法も詳しく書かれていて、著者の李氏は「紅麹を蒸した白米に混ぜて培養すると、鮮やかな赤になり、食べると胃腸に良く、食品に対して腐敗防止効果もあり、魚に用いると変色しない」と綴っています』。wikiには、『「本草綱目」は、中国の百科全書的な本草書。本草学史上、掲載品目及び引用文献の規模からみて中国を代表する著作とされている。

 

[概要]作者は明代の李時珍(1518-1593)で、1578年頃に脱稿、死後の1596年に南京で上梓された。李時珍は本書の執筆にあたって26年の歳月をかけ、700余りの文献を調査し、自らの調査と合わせて約1900種の薬物について記載した。1951年には世界和平会議ウィーン会議で世界文化著名人の史冊に掲載された。また、2011522日から25日にかけて開催されたユネスコの会議にて「世界の記憶」に登録された』と記されています。中国の「本草綱目」は近代の支配層がお墨付きを与えていることから闇の叡智の集大成書だと捉えました。

 

「本草綱目」の作者である李時珍の御魂が上がるよう意図して光を降ろすと「術師」と伝えられました。李時珍は叡智を有した術師でした。wikiによると、李時珍は、医学・本草学の世界で聖典視していた「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」を原典にしています。「神農本草経」は、神農(しんのう)が全ての薬草・毒草を食べて作ったとされます。神農は、中国の医薬と農業を司る神とされます。神農については、《2つの構造線が交差する諏訪湖》や《牛の赤目が置かれた暗闇の地》でワークを行っています。

 

神農は新型コロナの発生源とされる中国武漢と深く関係しています。金とエゴの闇の役割のエネルギー体であり、金春アヌンナキに直結すると感じます。また、《ファイザー日本進出の原点となるファイザー田辺を設立した八咫烏・日本DSの三菱グループ・田辺三菱製薬》には、小林製薬、武田薬品工業、田辺三菱製薬、塩野義製薬など老舗の大手製薬会社が本社を置く大阪市道修町にある「少彦名神社(すくなひこじんじゃ)」に言及しています。『少彦名神社は、薬の神様(薬祖神)として安永9(1780)に勧請された。

 

人々はそれ以前から中国の薬神である神農を祀っていたため、双方を祀ることになった地元では少彦名命と合祀して「神農さん」と呼び、長く親しまれている』とあります。大阪市道修町の薬祖神である「少彦名神社」には、神農も祀られており、薬祖神=少彦名命=神農であります。それは、支配層の金・エゴの闇としての松・薬による金儲けに繋がります。それ故に、神農著の「神農本草経」や李時珍著の「本草綱目」は、中国の松製品である松の丸薬の製法も記されていると捉えています。

 

「紅麹」の「紅」がヒントになります。紅は「赤色」であり、エゴの闇を意味します。「麹」は古来の発酵の光の源流であり、そこに「紅」というエゴの松成分をプラスしたと捉えています。「紅麹」そのものが、光の「麹」を闇に変えたものだと見ています。紅麹を色々な食品に使用すると、購入する人たちがリピートして売上が上がるという効果があることが経験的に分かっていたのだと思います。紅麹によって人間のエゴが増幅し、人間のエゴによって紅麹の利用分野が広がっていったのだと感じます。(つづく)