2024/05/03の文春オンラインに、大谷翔平の元通訳・水原一平の違法賭博問題の真実の核心をほのめかす記事が掲載されています。文春オンラインの記事《「死んでも言えないことがある」カジノで4億6000万の大敗→疑惑の金で借金返済…浜田幸一が晩年に語った“事件の闇”》には、1973年(昭和48年)11月に自民党の衆議院議員だった浜田幸一がラスベガスのカジノで、約4億6000万円の大金を一晩ですってしまった「ラスベガス事件」について浜田幸一の暴露話について記されています。浜田幸一のラスベガス事件についてはwikiに詳細が記されています。
『1980年(昭和55年)3月6日、ロッキード事件児玉・小佐野ルートの検察側冒頭陳述で「被告の小佐野賢治がロッキード社のクラッターから受け取ったとされる20万ドルは、ラスベガスでK・ハマダが負けた450万ドルの分割払いに充当された」事実が明らかとなった。同日の読売新聞夕刊は、この「ハマダ」とは浜田幸一にほかならないと報道した。これが「1973年(昭和48年)11月にラスベガスのカジノで、当時の為替レートに換算して4億6000万円程度を一晩ですってしまった」事件である。当時浜田は、不動産関係で小佐野の世話になっていた。
このことはアメリカ合衆国議会でも証言があり、アメリカ合衆国でも大騒ぎになった。ロッキード事件渦中の小佐野から大金を用立てされている繋がりや、当時の外国為替管理法に違反し、届け出なしで外国に日本円を持ち出して、アメリカ合衆国ドルへ両替した事実(発覚時は公訴時効が成立)なども報じられ、また刑法で賭博を禁じている立場の与党国会議員が、脱法的に海外で賭博を行ったことへの道義的非難を受ける。野党も「浜田問題」を与党追及の柱に掲げたため、浜田はひとまず党の国民運動本部長を辞任。
それから4月10日に自民党離党と議員辞職願を提出し、4月11日に辞職が認められた。同年6月に行われた総選挙では自民党の公認が得られず、出馬を見送った。収入のなくなった浜田は、小佐野の不動産会社で真面目に働き、土地の売買等を通じて数年かけて借金を全額小佐野に返済したと語っている。なぜ4億6000万円という金額になったのか、一体何をしたのかを、テレビ番組で平沢勝栄に問われ、「一度失敗すると500万失くす」ゲーム(バカラ)で損失が膨らんだと答えた。また、当時のことを振り返り、「ラスベガス大学に留学していた」と自嘲し、笑いを誘うことがあった。
現地の日本人向け旅行会社では、ツアーガイドが浜田が大損をしたホテル(サンズホテル)の前で「あれがかのハマコーさんが4億5000万円をすったホテルです」とアナウンスをしていたという』。浜田幸一のラスベガス事件には、田中角栄元首相が逮捕されたロッキード事件が絡んでいます。ロッキード事件とは、米国の航空機製造大手のロッキード社による、同社の旅客機の受注をめぐって1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件です。ロッキード社は、自社機売り込みのために、日本の政府高官に、総額約30億円の賄賂をばらまいたといいます。
1976年7月、当時の総理大臣・田中角栄は、ロッキード社による全日本空輸に対する売りこみにおける5億円の受託収賄罪と外国為替・外国貿易管理法違反の容疑により、秘書の榎本敏夫などと共に逮捕されました。文春オンライン記事は、殆ど支配層の裏金のやりとりの手口をバラしています。『[晩年の驚くべき告白]しかし、(浜田幸一が)2011年に刊行した著書「YUIGON」で、驚くべき告白をするにいたる。要約すると、ロッキード社は取引が成立しなかったため、日本側に贈った賄賂を、裏金として回収しなければならなかった。
そのために浜田は、田中角栄にロッキード社から丸紅を通じて渡った5億円の領収書の精算を任せられ、ラスベガスのカジノでわざと大負けしたというのだ。それ以前から、小佐野が浜田の借金を肩代わりしたことは、当の浜田が《小佐野さんという人は、そんなに気前のいい人ではない、根っからのビジネスマン》(「永田町、あのときの話」)と書くほどだっただけに大きな謎とされ、さまざまな憶測がなされてきた。そのなかには、小佐野とホテル側で裏金を動かす必要が生じたため、浜田がカジノでわざと負け、合法的に巨額の金をつくったのだとする説もあった(「新潮45」2005年12月号)。
浜田の告白が事実ならば、裏金を動かす必要があったのはサンズホテルではなく、ロッキード社だったことになるが……』。浜田幸一は、賄賂の金(約4億5000万円)をロッキード社に返金するためにラスベガスのカジノを使ったというのです。これは、完全に支配層が巨額な金を裏でやり取りする手口を暴露していると感じます。合法賭博(ギャンブル)と違法賭博が存在すること自体がおかしなことですが、やはり闇の仕組があったのです。米国ラスベガスは、水原一平の違法賭博問題とも繋がってきます。5月1日の東スポの記事《水原一平62億円、ボウヤー氏12億円…堂々の負けっぷりに衝撃 マネロン疑いで捜査へ》に水原一平の賭屋(ブックメーカー)ボウヤーのマネロン疑惑の記事が出ています。
『ドジャース大谷翔平の元専属通訳・水原一平容疑者が違法送金したカネがマネーロンダリング(資金洗浄)された可能性が高まり、騒然となっている。米スポーツ専門局「ESPN」のティシャ・トンプソン記者が4月30日(日本時間5月1日)に「ショウヘイ・オオタニから盗まれた数百万ドル、ラスベガスのカジノ経由で胴元に流出」の見出しで、スキームを解説。それによると、大谷の銀行口座から〝胴元〟であるマシュー・ボウヤー氏に違法送金した50万ドル(約7850万円)は、その後カリフォルニアとラスベガスのカジノに送られ、ギャンブル口座に入金されたいう。
ボウヤー氏は「ラスベガスのカジノ、リゾート・ワールド」の常連で、水原容疑者からの送金の一部をカジノに流用。口座のカネをチップに替え、カジノで勝った分を現金化していたという。この手口がマネーロンダリング(資金洗浄)に当たる疑いがあり、当局が捜査している』。これは、ラスベガスのカジノが常習的に裏金のやり取りであるマネロンに利用されていることを示しています。週刊文春や東スポの記事から水原一平の違法賭博問題は、個人的な問題ではなく組織的なものであることが炙り出されてきます。
《米国統一教会と連携しながら松利権とマフィアが絡む華やかな闇の街ラスベガスをつくったモルモン教》にありますが、ラスベガスをつくったのはモルモン教です。モルモン教は統一教会の分派だと捉えています。世界中に多くの信者を持つ著名な宗教団体は、全て支配層の松利権網の拠点になっており繋がっています。統一教会は、支配層・八咫烏の胴元工作組織です。モルモン教は、米国統一教会と連携して支配層の裏金をやり取りするラスベガスをつくってきました。ラスベガスは支配層がやり取りする裏金が表から見えないようにするカモフラージュだったのです。(つづく)