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2024
88()1643分頃に宮崎県沖の日向灘を震源とするM7.1、最大震度6弱の大きな地震が発生しました。気象庁は8日、以下の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しています。『本日(8)1643分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。

 

今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。気象庁』。気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発出するのは初めてです。いよいよ本格的に日本列島が動く時が来ているように感じます。今回の日向灘を震源とするM7.1の地震は、アニメーション映画「すずめの戸締り」(脚本・監督:新海誠)の最初の地震の震源地と同じ感じです。《アンジール@twaoy7778のX》には、映画「すずめの戸締り」の地震速報の画面と本日88日の地震速報の画面を並べて比較しています。

 

『「すずめの戸締まり」という映画の中で、宮崎県で震度6弱の地震が起こったときのアニメ中のテレビの画面()と、今日の現実の震度表()』とあります。マグニチュードは、映画の6.3と今回の7.1で違いはありますが、震源地はほぼ同じです。私も「すずめの戸締り」の映画をテレビで一通り観ていました。「すずめの戸締まり」の映画は、これから起きる地震についての予告的なほのめかしとヒントを込めていると感じます。ただ、地震に対する捉え方に大きな違いがあります。

 

映画「すずめの戸締り」のタイトルの通り「戸締り」なので、「封印」です。主人公のたちが日本各地の災害の出口の”扉”にカギを閉めていくことで、大きな地震が起きなようにしています。「戸締り」=「封印」であり、日本列島の地面(土地)を縛って固めて動かなくするということです。人間も土地も同じで、本来は自由に動けるのを縛られて動かないように封印されてきました。日本列島全体を巨大な龍体をすると、巨大龍の日本列島が封じられて暗闇にされてきたのです。

 

脚本も兼ねている新海誠監督は、それも承知して描いているように感じます。それは、17歳の女子高校生・主人公の名前が「岩戸鈴芽(いわとすずめ)」だからです。「岩戸」は神話の「天の岩戸(あまのいわと)開き」の「岩戸」です。天の岩戸は、日本神話に登場する岩でできた洞窟です。太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れ、世界が暗闇に包まれた岩戸隠れの伝説の舞台です。天の岩戸開きは、天照大神が隠れた洞窟の扉を開けて、天照大神を外に出して明るい光を取り戻したという話です。

 

具体的には、アメノウズメなどの神は、洞窟の外に歌と踊りではやし立てることで、隠れていた天照大神の興味を引きます。世の中は闇なのに楽しそうに騒いでいるのを不思議に思い、扉を少し開けて外を覗いた時に、アメノタヂカラオなどの神が岩の扉をこじ開けそれを投げ飛ばします。こうして高天原と地上界に再び太陽の光が戻ったのです。日本神話の「天の岩戸開き」には、2つの意味があると感じます。1つは、広い意味で、暗闇の世の中に光が射して明るくなるということです。

 

もう1つは、洞窟に深い意味があります。洞窟は、地面の下の地底の洞窟、山の中の洞窟、海岸線の洞窟などがあります。本来、洞窟、特に山の中の洞窟に、先住民の人たちが暮らしていました。先住民の人たちのことを「やまとびと」と呼びます。中国や朝鮮半島から来た渡来人は、洞窟に暮らしていた、やまとびとを襲撃して松取り(松果体収穫)を行ってきました。不老長寿や若返りのためです。洞窟については、鍾乳洞をイメージすると分かりやすいです。洞窟には、岩から水が染み出して水が生まれる光の場所なのです。

 

この光のエネルギーの元になるのが精霊です。精霊は、生きている目に見えない粒子と言えます。松取りによって光の精霊が闇に変えられてきました。本来の光と闇の関係は、オセロの石と同じです。表が白で裏が黒の石です。松取りによって、白の粒子が黒の粒子に反転してきました。光の精霊が闇の精霊に変えられたのです。元々、輝く光が溢れていた世界だった洞窟が、暗黒の冷たい闇の世界に変えられてきたました。「天の岩戸開き」のもう1つの意味は、暗闇の世界だった洞窟が本来の光の世界の洞窟に戻ることです。

 

世の中も洞窟も明るい光の世界になるためには、地球の内部からの光のエネルギーが必要なのです。地球の内部から光が出るために、日本列島が自由になり、山や構造線(断層)が動くことが必要です。構造線が動くことで、地球の内部のマグマの光のエネルギーが放出されます。マグマが出ないように封じられてきた山々が自由に動いてマグマを出すことができるようになります。世界が光になるためには、マグマの光はとても重要なのです。暗闇の時代は、地球のマグマの光が出ない様に封印されてきました。

 

中央構造線や糸静線などの構造線は、神社仏閣が置かれてマグマの光が出ないように封印されてきました。山は、山頂や麓に寺社が作られて封じられてきました。神社仏閣は隠された松取りの場所なのです。神社仏閣の闇の役割も終わりにきています。日本と日本の人々が開くためには、マグマの光は大事です。これから、「すずめの戸締まり」の映画と同じように、地震の震源地が日本列島の南から北に移動していくと推測しています。マグマの解放に繋がる地震や噴火は、本来、怖れるものではないです。

 

「地震を怖いと思うのは人間のエゴだ」とヒプノセラピーで伝えられたこともあります。自分が地球の立場になって想像すれば分かると思います。人間にとって自由になる最後の障壁が「怖れ」です。怖れは、思考から生まれます。思考で生きている内は、怖れを持ちます。しかし、多くの人がそうだと思いますが、幼い頃は、感覚で生きていて、怖いものがなく自由でした。怖れをなくしていくことが、本当の自由の喜びを味わうことになります。地震や噴火は、闇を終わらせるためでもあり、人々に衝撃を与えて本来の姿に戻るためでもあります。(つづく)