
2025年7月27日(日)、ノエビアスタジアム神戸でFCバルセロナとヴィッセル神戸のチャリティーマッチが行われましたが、その前に一騒動がありました。韓国のD-Drive社から、日本側のプロモーターのヤスダグループ(YASUDA)の費用の未払いがあると非難され、FCバルセロナが来日しないと一度は発表されました。しかし、ヤスダがD-Drive社に支払わなかったとされる800万ユーロ(約13億8900万円)とも言われる費用を三木谷浩史会長のもとで楽天が代わりして、無事に、ノエビアスタジアム神戸でFCバルセロナとヴィッセル神戸のチャリティーマッチが開催されたのです。この騒動で株を上げたのは、楽天の三木谷会長でした。
大谷翔平が神的なスーパーヒーローになっているプロ野球界と同様に、プロサッカー界も、巨額マネーが動く裏にある隠された闇を垣間見る機会だったと感じます。ヤスダは2023年からレアル・ソシエダ、2024年からスタッド・ランスのメインスポンサーとなり、それぞれのシャツの胸にロゴがプリントされています。ソシエダには日本代表の久保建英が在籍し、昨シーズンまでのスタッド・ランスには日本代表の伊東純也や中村敬斗が在籍しています。日本代表のエースである久保建英や中村敬斗がステップアップとしてビッグクラブに移籍できないのは、ヤスダによる制約がある可能性も感じます。
FCバルセロナとヴィッセル神戸のチャリティーマッチ前の騒動については、7/28(月) のNumber Web記事《「日韓企業の未払い問題を知っていたはず」バルサ戦中止騒動ウラ事情…スペイン人記者が指摘「以前はイニエスタの会社で首尾よかったのに」》で詳細が伝えられています。『〈騒動の発端は韓国企業がヤスダを非難したから〉今夏のFCバルセロナのアジアツアーは開催の直前に、急展開した。日本のプロモーターによる未払金の問題が発覚し、一度はキャンセルされると発表されたものの、最終的にチームは関西へ飛び、7月27日にノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸とチャリティーマッチを行うことになった。
新シーズンにラ・リーガとコパ・デル・レイの連覇、そして11シーズンぶりのチャンピオンズリーグ優勝を狙うチームは、騒動のなかプレシーズンに突入した。事の発端は7月23日、今回のアジアツアーを取りまとめる韓国の「D-Drive」社が、日本側のプロモーションを務める「ヤスダグループ(以下、ヤスダ)」を公に非難したことにある。同社のハム・スルCEOの声明によると、レアル・ソシエダのメインスポンサーを務めるヤスダが神戸との試合を提案し、共同プロモーションをする予定だったにもかかわらず、試合開催費用が期日までに支払われなかったという。
さらに、無効か偽造された書類を提出し、すでに入金は済んだと虚偽の主張をし続けているが、ヤスダの従業員が「CEOは最終的に送金しなかった」と言った音声記録を入手しているとも。これが真実なら、歴然とした横領であり、詐欺である。この状況を受け、FCバルセロナは予定されていたフライトの14時間前に、日本での親善試合のキャンセルと、アジア行きのフライトの延期を発表。日本行きを取りやめ、韓国で予定されているFCソウル戦(7月31日)とデグFC戦(8月4日)だけ行うことを決断したのだ。少なくとも、この時点では──。〈バルサはヤスダの未払い問題を知っていたはず〉クラブもチームも対応に奔走した。
ハンジ・フリック監督が時差を考慮して早朝のトレーニングの準備をする一方、運営側の人々は限られた選択のなかから代わりのフライトを探したり、鳴り止まない電話に応じなければならなかったという。ある広報担当者は、実際にどうなるのか、その時点では不透明だったと、ひっそりと明かした。バルセロナを密に取材するジャーナリスト、アレックス・ピンタネルは次のように語る。「実におかしな状況だったが、バルセロナはまっとうな対応をしたと思う。ただし、彼らはヤスダの未払いの問題を知っていたはずなので、もっと早く然るべき措置を取るべきだったとも感じる。
期限日まで待つのではなく、早い段階で先方に中止の選択もありうると知らせるべきだったのではないか」〈楽天が“約14億円”肩代わりか〉もっとも選手たちは、特に動揺することもなく、課せられたトレーニングを消化していった。バルセロナのツアーの成り行きは、スペインでもヘッドラインを賑わせていたが、彼らはピッチ上で汗をかき、ジムのセッションもこなしていった。日本行きが白紙になったかと思われたその時、「楽天」が救いの手を差し伸べた。三木谷浩史会長のもと、過去にバルセロナのグローバルスポンサーを務めたその日本企業は、ヤスダがD-Drive社に支払わなかったとされる800万ユーロ(約13億8900万円)とも言われる費用を肩代わり。
これにより、神戸で多くのファンが楽しみにしていたチャリティーマッチの開催が、二転三転した後に実現することになった。チームは25日11時のフライトで発ち、およそ12時間後に関西国際空港に降り立った』。未払い問題を起こしたとされる「ヤスダグループ」については、本業は何なのか謎に包まれた部分があります。2025年07月24日のデイリー新潮の記事《FCバルセロナ来日中止騒動 渦中の「問題プロモーター」に“金銭トラブルまみれ”の過去 「口座は空っぽだった」》には、ヤスダグループの驚くような実態が記述されています。
『〈資本金は10万円〉ヤスダグループはホームページで「これまでにないスポーツ産業をデザイン」すると謳い、業務内容にアスリートのエージェント業務や選手育成のアカデミー業務などを挙げるが、抽象的で今一つよくわからない。そこでソシエダのホームページを参照すると、こんな説明書きがあった。〈このグループは、安田財閥によって20世紀に設立され、1世紀以上にわたり、日本に影響を与え、社会的にも高い評価を受けています〉ところが、ヤスダグループの登記簿を見ると事実は全く異なる。資本金はわずか10万円。設立は令和5年9月7日。1世紀どころか、ソシエダとの契約時点(2023年10月6日)で、生まれてまだ1カ月の会社だったのだ。
ヤスダグループをよく知る関係者が明かす。「代表の安田慶祐氏は41歳の若さにして、化粧品の輸入販売を行うA社(仮名)とフラダンスのイベントを手がけるB社(同)の二つを率いてきました。しかしこの2社は複数の金銭トラブルを抱えているため、ヤスダグループを新たに立ち上げ、サッカー関連の事業に参入したとみられます」〈数々の金銭トラブル〉実際、2年ほど前に安田氏の下で働いた男性は、次のように金銭被害を訴える。「A社で3カ月勤務する契約を結んだのですが、1.5カ月分の報酬にあたる委託料約100万円が支払われていません。A社を提訴し、勝訴してもなお支払われず、安田氏個人にも訴訟を起こし、今年8月に勝訴しました。
口座差し押さえの手続きをしているのですが、口座は空っぽでした」裁判沙汰は他にも。「2022年5月、B社主催のフラダンスイベントが開催されましたが、イベントに3千万円ほど出資した男性がB社を提訴しています。約束していた支払いがないそうです」(前出・関係者) 彼らが安田氏を信じたのも無理からぬワケがあった。「彼は港区の高級マンションに住み、高級車ベントレーに乗っている。しかも自己紹介する際、安田財閥の創始者・安田善次郎の末裔だと名乗る。出資した男性はわざわざ家系図まで見せられたといいます」(同)〈義理の父はパソナ総帥〉だが口座が空っぽで、未払い案件まで抱える安田氏。
ソシエダとの契約金はどうやって捻出したのだろう。「彼は2023年3月、さる大企業の創業者の次女と結婚しています。だから契約金は義父が出してあげたのではといううわさもあるくらい」だったら未払い金を清算するのが先だろうが、一方でヤスダグループは「興行試合」を開催するため出資金を募ってもいるという。「"レアルソシエダ・ジャパンツアー2024"と題した興行試合を2024年夏に開催予定で、事業計画書を各所で配って出資者を募集しています。計画書によると、7千万円から3億円の出資金を募り、チケットの売り上げに応じて収益分配するという触れ込みです」』。
《安田財閥の祖・安田善次郎が設立し松・薬利権の闇が潜むWebサイト改竄の攻撃を受けた「帝国繊維」》にありますが、安田善次郎は、大きな松利権を有していた支配層・八咫烏の重鎮です。ヤスダグループ代表の安田慶祐が本当に安田財閥の祖・安田善次郎の末裔であれば、松利権を引継いでいるはずです。しかし、実際の資金面は、そうではなかったといいます。安田慶祐が経営していた化粧品の輸入販売のA社とヤスダを非難した韓国のD-Drive社のCEOハム・スルも気に成ります。今回、謎に満ちたヤスダグループについて、調査とワークを含め、追跡していくことにしました。(つづく)