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福島県いわき市に本社を置くいわき信用組合で巨額資金が反社に不正融資された問題で、発覚後、第三者機関である特別調査委員会や五大新聞などの大手メディアも、具体的にどこが反社がなのかを公表されない情報が流れていました。しかし、ネットで調べると、福島の地元メディア《創刊50年超 福島県のタブーに切り込む総合情報誌「政経東北」》が唯一、いわき信用組合の不正融資問題の情報を具体的な会社名を明記して発信していると分かりました。2025.09.2の政経東北の記事《新聞・テレビが報じない「いわき信組」【巨額不正融資問題】の根幹》に、反社が絡むいわき信用組合の巨額不正融資問題の詳細が記されています。

 

『巨額の不正融資が発覚した「いわき信用組合」(通称いわしん。いわき市小名浜)。6月13日には新しい理事長が選出され、再生への一歩が踏み出されたが、問題の一部始終を知る元理事長は一切姿を見せず、不正融資先の企業グループも匿名扱いが続くなど、多くのナゾが残されたままだ。新聞・テレビが報じない「いわしん問題」に、本誌が切り込む。〈「江尻体制」長期化で歪んだ経営〉問題が発覚したのは昨年10月、全国信用協同組合連合会から「SNSにいわき信組の不正隠蔽を指摘する投稿が載っている」と連絡が寄せられたことがきっかけだった。内部調査の結果、投稿の内容はおおむね事実と判明。

 

併せて元職員による2件の横領も見つかった。のちに、いわき信組から調査を依頼された第三者委員会により不正の全容が浮き彫りになるが、大まかに記すと明らかになった不正は次の通りになる。①20043月から2410月まで、当時の幹部が主導し、大口融資先の企業グループを支援するためペーパーカンパニーを使っての迂回融資や預金者に無断でつくった偽造口座を介しての無断借名融資により、少なくとも1293件、総額2477178万円の不正融資が行われた。②20102月から148月にかけて、元職員Aが計19582万円を横領したが、当時の幹部は事実を把握していたにもかかわらず隠蔽した。

 

20096月、元職員Bが帯封のされた100万円の束から20万円を抜き取り、発覚後すぐに弁償したが、当時の幹部は事実を把握していたにもかかわらず隠蔽した。一見すると三つの不正は無関係に映るが、③を隠蔽したのは、公表すれば①が発覚することを恐れたためだった。②を隠蔽したのも同様の理由だが、それだけでなく元職員Aは①で行われた無断借名融資の手法を知り、それを模倣して横領を繰り返していたことも分かっている。不正が新たな不正を呼んだ格好だ。これら三つの不正を承認・決定した「当時の幹部」が、200411月から226月まで理事長を務めたあと、会長の座に君臨していた江尻次郎氏(77)を頂点とする代表理事たちだった(代表権を持つ理事は理事長、専務、常務2)

 

江尻氏は昨年11月1日付で会長を引責辞任し、いわき信組や第三者委員会の聞き取りに応じたが、業務のことを記した手帳やノートを「捨てた」と答えたり、虚偽と疑われる説明を繰り返した。マスコミの取材にも、福島民報(昨年1120日付)に「コメントできない」と述べただけで雲隠れ。問題の一部始終を知るのに、肝心なことを語っていない。肝心なことは語っていないのは不正融資を受けた企業グループも同じだ。代表者は高齢を理由に第三者委員会の聞き取りに応じていない。マスコミも、いわき信組に関することは熱心に報じるが、企業グループの詳細はほぼスルーしている。

 

第三者委員会が5月30日に公表した調査報告書に倣い「X1社グループ」などと匿名で扱うだけだ。おかげで組合員や市民からは「全容が分かったようで分からない」と不満が漏れている。これだけ報道が過熱しているのに、最も肝心な「X1社とはどこで、江尻氏が不正融資を続けたのはなぜか」は未だにハッキリしていない。どのマスコミも、そこに触れない理由は判然としないが、ならば本誌が第三者委員会の調査報告書をもとに匿名部分を明かしながら、新聞・テレビが報じない根幹に切り込む。これを読めば、組合員や市民が抱えるモヤモヤは少しは晴れるはずだ。

 

〈「不正な判断」の背景〉端的に言うと、X1社グループとは合資会社鈴建工業(いわき市平)を頂点とする「鈴建グループ」を指す。調査報告書は「グループはX1社、X2社、X3社、X4社、X5社で構成され、かつてはA社も含まれていた」と書いているが、これを実名表記でまとめたのが別表だ。〈鈴建グループ一覧〉X1社=㈱太平洋健康センター(1991年設立、氏家幸夫社長)いわき蟹洗温泉、平ビューホテルの運営() X2社=合資会社鈴建工業(1965年設立、鈴木仁弼代表社員)建築業、ビル関連メンテナンス業 X3社=鈴建開発㈱(1974年設立、鈴木喜久子社長)平ビューホテルの底地の所有・賃貸 

 

X4社=太平ホテル事業㈱(1993年設立、鈴木喜久子社長)平ビューホテルの建物の所有・賃貸 X5社=㈲東北ネットワークサービス(1968年設立、氏家幸夫社長)いわき蟹洗温泉の底地の所有・賃貸 A社=㈲勿来綜合開発(2001年設立、松本康二社長)勿来温泉関の湯の土地建物の所有・運営 ※平ビューホテルは昨年夏に運営譲渡された模様 一方、調査報告書は鈴建グループの役員で、いわき信組から融資を受けていた人物をa氏、b氏、c氏としているが、登記簿謄本からa氏は鈴木仁弼氏(鈴建工業代表社員)b氏は鈴木氏の妻・喜久子氏(鈴建開発社長、太平ホテル事業社長)c氏は両氏の娘・小野貴代美氏(鈴建工業監査役)であることが分かる。

 

いわき信組は、これらグループ各社と役員に融資し、20093月末時点の融資残高は総額434100万円余に上った』。福島の地元メディアの創業情報誌・政経東北によると、いわき信用組合の反社への巨額不正融資先は「鈴建グループ」だと分かります。となると、鈴建グループは反社(反社会的勢力)を意味します。しかし、一般の人であれば、「どうして鈴建グループが反社なの?」と思うでしょう。実際、Xユーザーのハクア(UG)さんは、『200億以上不正融資していた鈴建グループは反社だったの?反社がクローズアップされるといわき信組が被害者ぽく見えてしまう部分もあるのでどうなんだろ 

 

ギャンブルで数億横領した職員がいても本件の発覚を恐れて支店長たちで隠蔽したとか、震災復興の200億円を不正隠しに』とポストを投稿しています。これは当然のことで、多くの人たちは疑問が残ると思います。実は、支配層の裏の金儲けである松利権や松システムのことを理解していないと、この謎は解けないのです。鈴建グループの業種に大きなヒントがあります。鈴建グループを中心とした、いわき信用組合の巨額不正融資問題は、建設業、観光業(宿泊旅館)、食品加工業(かまぼこ)、精錬業(製鉄・金属業)などに跨っており、人集め子どもさらいから遺体の証拠隠滅までの松システムが完結しているのです。

 

「マスコミも、いわき信組に関することは熱心に報じるが、企業グループの詳細はほぼスルーしている・・どのマスコミも、そこに触れない理由は判然としない」という政経東北の指摘は最もなことなのです。いわき信用組合の反社への巨額不正融資問題を紐解いていくと、支配層の利権に絡む人たちの金儲けの構図の秘密が暴露されてしまうからです。福島県いわき市で起きた、いわき信用組合の巨額不正融資問題は、日本の支配層の中核の暗部である松利権の闇の仕組を表に出すための機会となっています。いわき信用組合と鈴建グループが絡む反社への巨額不正問題について細部の調査とワークを進めて探っていきました。(つづく)