
札幌市の「赤レンガ」や「時計台」には、「赤い星(赤色の五芒星)」が飾られています。札幌の開拓使のシンボルとしての「五陵星」です。どうして「赤い星」なのでしょうか。
歴史的には、「五稜星」は、開拓使付属船の船長が大海原で唯一の道標であった「北極星」を、初めて北海道のシンボルとして船に掲げてから、開拓使のシンボルとして使われてきたといいます。
正式に、五稜星が旗章に決まったのが明治5年2月です。しかし、「赤い星」の「五陵星」は、北朝鮮、ニュージーランド、チュニジア、パナマ、旧ソ連などの13ヶ国の国旗に使われています。
「赤い星」は、20世紀以降、特にレーニン主義に基づく「共産主義」のシンボルとして広く使われています。共産主義は、お金を含め、全てを平等にしようとする思想です。
自由競争をベースにしたお金の格差を容認する「資本主義」の対極に位置する思想と感じます。闘争を通じて体制を変えることを目的にしています。「赤い星」は、「支配」「戦い」「革命」などが連想されます。
「赤い星」の「赤色」は「血」や「エゴ」と感じます。赤色は膨張色で、拡大拡張を意味します。過去に、「五芒星」「六芒星」について内観したことがあります。
「五芒星」は「調和」と浮かび、「六芒星」は「統合」でした。秋田県の大湯環状遺跡の遠隔ワークをした際、五芒星のティアラをした白い服の女性たちが祈っている場面が伝えられました。
これまでのセッションやワークから、「五芒星」は「調和」「シリウス」「水」を意味し、「六芒星」は「統合」「プレアデス」「火」を意味していると感じます。
これらは光の側面です。「五陵星」は、「赤色」を載せることで、「支配」「拡大」という闇の側面を意図していると思います。北海道開拓は、未開の地を占領する意味があります。
北海道という自然豊かな光の地を赤の闇で封じるためだったと感じます。未開の地は、様々な植民地も含まれます。これから北の大地が本当の意味で開かれた土地になるよう願っています。(おわり)