yoake2

11月18日、映画やバラエティー番組で幅広く活躍した女優の木内みどりさん(本名・水野みどり:69歳)が、急性心臓死のため亡くなったニュースを知りました。余りにもと突然の出来事でした。

木内さんは、ダライ・ラマ法王来日の際にレセプションの司会を引き受けたことがきっかけで、チベット関連の活動を行っていました。晩年は「脱原発のマドンナ」として精力的に活動していました。

2019年7月の参議院選挙では、「れいわ新選組」の主要イベント全ての司会を務めました。木内さんは亡くなる直前まで元気でした。16日から広島市内のスタジオで朗読の収録を行い、翌17日にも原爆ドームなどを訪れています。

「収録終了後、懇親会で飲み語り合い、散歩をしながらホテルに戻ったそうです。しかしながら、その数時間後に部屋で、急性心臓死のため、亡くなってしまいました」と夫の水野誠一氏がフェイスブックで綴っていました。

私は感覚的に、木内さんの急死に違和感を感じました。木内みどりさんについてネットで調べて行きました。夫の水野誠一氏は、元西武百貨店社長、元参議院議員の経歴です。

 
夫の父・水野成夫氏は、ウィキペディアには、元日本共産党員で赤旗(しんぶん赤旗)初代編集長、フジテレビ初代社長、元日経連常任理事、経済団体連合会理事、経済同友会幹事の肩書が記されていました。

 
興味深い事に、政治世界での左派と右派の重要ポストを経験しているのです。さらに、《木内みどりさんが“脱原発”に漏らしていた苦労「市民運動ってなんて面倒くさいの…」》(11/25(月) 11:05配信 デイリー新潮)の記事を見つけました。

 
実は、この記事は2016年11月10日号記事を再掲載したものです。デイリー新潮の記者は分かっていると思いました。内容は、反原発や反体制の市民運動での愚痴をこぼしている感じです。


「こういうのって自民党がやってる“客寄せパンダ”と同じじゃないかしら。私は単に利用されてるだけなのかなって、そこで本当に嫌になっちゃったんです」。


木内さんが2018年7月からスタートした《木内みどりの小さなラジオ》からは、「世の中をより良くしたい」という純粋な思いが伝わって来ます。社会の闇にも言及しています。

 
「大きな新聞やテレビ・ラジオもほんとうではないことを報道することがあるし、大きなスポンサーが展開するものには「嘘」と「ほんと」が入り混じっていることにも気がつきました」。

 
純粋な光を封じる不純な同和の闇。対立を利用して、利益を得るために弱者を装う集団。木内さんは、日本の闇の仕組の本当の姿を知ってしまったのだと思います。

 
気づいたからこそ、日本を変えて行きたいと新しい試みを始めたのです。「良くしたい」という木内さんの純粋な思いを受継いで行くことが大事です。木内みどりさんのご冥福をお祈りいたします。