3日前、「北海道開拓の村」を訪れました。北海道開拓の村は、北海道札幌市厚別区の野幌森林公園内にある野外博物館です。北海道開拓時代の歴史的建造物が再現されています。
見学した建造物の中で、一番印象に残ったのが、「旧拓殖倉庫」でした。石造りの倉庫内に、何も説明書もなく、防毒マスクと見たこともない刃物が何本か展示されていました。
帰宅後にネットで調べてみると、「拷問」「強制労働」と関係していると感じました。「タコ部屋労働」「囚人道路」のウィキペディアには、開拓時代の実態が記述されていました。
北海道のインフラ整備事業の道路建設において、網走刑務所、帯広刑務所、釧路刑務所などの囚人を非人道的環境の下で、使役させていたといいます。
劣悪な環境での重労働ですので、病気や怪我、さらに命を失う人たちもいたと感じます。北海道開拓というと、苦労話や美談が伝え残される傾向があります。
しかし、強制労働に駆り出された罪人や朝鮮半島の人たち、さらに先住民であるアイヌの人たちの多くが犠牲になった事実は、闇に葬られて来たと感じます。
真実を隠すために「無き者にする」ことが闇を深くすることになります。囚人道路のウィキペディアを読むと、初代北海道庁長官の岩村通俊の意向が強く働いていたと知りました。
10日程前、円山公園を散策中、岩村通俊の銅像があり、光を降ろして御魂を上げていました。「一人ぼっちの感じだった」と伴侶が伝えていた意味が分かりました。
亡くなった人の苦しみ、悲しみ、憎しみが大きい程、魂は重くなり、地上に留まり続けます。強制労働で亡くなった人たちの御魂が光に還るよう意図して、北海道の中心に光の柱を立てました。
「いいと思います」と伴侶が伝えて来ました。暗闇を照らすためには、自分が感じた真実を伝えていくことが大事だと思います。さらに、奇声を発する闇について探って行きました。(つづく)