ヤフーニュース掲載の中国中部の武漢市で集団発生している「新型肺炎」記事に注目しました。《SARS研究の第一人者、新型肺炎に感染 現地調査で》(1/22(水) 13:10配信 朝日新聞DIGITAL)。
国の専門家グループの一員として現地調査に入った、北京大学第一医院の王広発医師がウイルスに感染していたことが分かり、22日、中国国営中央テレビなどが伝えました。
王氏は重症急性呼吸器症候群(SARS)研究の第一人者としても知られ、隔離された場所で治療中で、容体は安定しているといいます。専門家で調査員の医師が新型肺炎に感染したことは重大です。
《新型肺炎「人から人に感染」 WHOが緊急会合へ》(2020/1/21 2:24 (2020/1/21 12:49更新)日本経済新聞)の記事は、新型肺炎が感染拡大のリスクが高いことを示唆すると感じます。
武漢市の衛生当局は「人から人への感染は排除できないが、そのリスクは比較的低い」と説明していましたが、中国政府の専門家チームのトップ鍾氏は、20日「人から人に感染していることは間違いない」と言明しました。
鍾氏は人から人への感染の根拠として、広東省の患者を事例にあげ「武漢市に行ったことはないが、家族が武漢に行ったあとに感染した」と説明しています。
武漢市政府は21日未明、4人目の死者発生を公表しました。感染拡大を受け、世界保健機関(WHO)は「国際的に懸念される緊急事態」にあたるかを判断する専門会の緊急会合を22日に開くと発表しました。
折しも、中国は春節(旧正月)で、1月24日土曜から1月30日木曜までの7連休といいます。多くの中国からの観光客が日本を訪れることになり、空港や店舗などは対策を講じる必要があります。
個人的な感染対策のポイントは、「手洗いの徹底」「アルコール消毒の活用」「人混みを避ける」「マスクをする」「口と鼻をティッシュなどで覆う」「感染が疑われたら医療機関を受診する」などです。
《新型コロナウイルス、退院した患者が体に起きた異変を明かす。「動くにも動けない状態だった」》(1/22(水) 12:52配信 HUFFPOST)には、患者自身が症状について話しています。
「最初はただの風邪と考えていたが、徐々に症状は悪化し、入院中は食事の介助を必要とするようになった」。自分の身は自分で守ることが大切です。パンデミックのような事態にならないように祈っています。