kirisitan doukutsu

エゴの闇を広げる「牛の赤目」が長崎のどこにいるのかが問題です。ネットで検索と感覚を使って候補地を探して行きました。ヒントとなるのは、「観光名所」でした。

 

「牛の赤目」が置かれていた、沖縄県・石垣島の川平湾も、東京都・高尾山も、多くの人々が訪れる観光名所です。最初は、「水の場所」に関係していると感じて検索しました。


島原の地が多くの湧水がある街だと知りました。幾つかの湧水の観光名所の中で、湧水庭園・四明荘を選びました。豊富な湧水の池に、色とりどりの鯉が泳いでいる日本庭園です。

 

光を降ろすと「エゴだけど牛の目はいない」と伴侶が言いました。次に、光の仲間から伝えられた「キリシタン遺跡」のワードと「長崎」の組合わせで検索してみました。

 

一番上にあったのが「頭ヶ島(かしらがしま)天主堂」のサイトでした。頭ヶ島天主堂は、五島列島の頭ヶ島にあるキリスト教聖堂で、ユネスコ世界遺産に登録されています。

 

五島列島には、隠れキリシタンの悲しい歴史がありました。「五島崩れ」と呼ばれる、明治時代の隠れキリシタンの摘発事件があり、牢獄で43名が亡くなったとされます。


頭ヶ島天主堂は、1887年(明治20年)カトリックに復帰した信徒たちにより初代の聖堂建設されました。頭ヶ島天主堂に光を降ろすと「牛の目はいない」と伝えて来ました。

 

「洞窟かもしれない」と直感しました。頭ヶ島天主堂のサイトに掲載されていた「キリシタン洞窟」です。キリシタン洞窟は、若松島の里ノ浦から逃げた3家族が隠れていた洞窟です。


焚火の煙が沖を行く船に見つかり、捕えられて拷問にかけられ、殉教しました。画像を観ると、洞窟の入口には十字架とキリスト像が立てられていました。

 

意図して光を降ろすと「牛の目がいて、上がって行った」と伴侶が教えてくれました。五島列島や長崎を深い暗闇にして来た「牛の赤目」が光に還って安堵しました。

 

「牛の赤目」によって、隠れキリシタンの悲劇という純粋な闇が観光の看板というエゴの闇に覆われて来たのです。さらに、ハワイに置かれた「牛の赤目」の解除に移って行きました。(つづく)