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ジャパンライフの山口隆祥元会長が顧客から吸い上げた資金は、中曽根康弘、亀井静香、石原慎太郎、森喜朗、山口敏夫、安倍晋太郎という、当時影響力のあった政治家に献金として流されたと東京新聞の《はがれた仮面・ジャパンライフ事件()》に記述されています。

 

ジャパンライフの黒い金は、政治家や官僚の他に、大手メディアを代表する人物たちにも波及していました。《ジャパンライフの広告塔を務めたメディアの大幹部たち》には、ジャパンライフ主催の「自民党・二階俊博幹事長を囲む懇親会」の宣伝資料が掲載されていました。

 

毎日新聞社特別編集委員・岸井成格、時事通信社解説委員・田崎史郎、NHK解説副委員長・島田敏男、政治コラムニスト・後藤謙次、毎日新聞社論説室専門編集員・倉重篤郎、順天堂大学国際教養学部特任教授・浅海保、元朝日新聞文化財団常務理事・橘優、日本経済新聞社論説主幹・芹川洋一の顔写真と氏名が宣伝資料に紹介されています。

 

主賓は自民党二階派会長の二階俊博幹事長で、これまでのワークから中国同和のトップだと分かっています。浅海保は、前読売新聞社調査研究本部主任研究員です。朝日新聞元政治部長の橘優氏は、ジャパンライフの顧問であり、メディア人たちの取り纏め役だったようです。

 

政治知新のツイッターには、「ジャパンライフ顧問の朝日新聞元政治部長、約3000万円を受け取っていた!被害者弁護団も"肩書の責任は重い。顧問料を破産管財人に弁済しろ"と主張!しかし、朝日新聞広報部は"遺憾だけど退職後は本人の責任"と逃亡!!」とありました。

 

マスコミトップの面々をよく見ると面白いことが分かります。田崎史郎氏は、テレビ各局のワイドショー番組に頻繁に出演して安倍応援団の代表的評論家として知られています。他界した岸井成格氏や後藤謙次氏は、TBSやテレビ朝日の報道番組で反安倍のコメンテーターとされています。

 

一般的には、左派(革新・反体制側)としての朝日新聞、毎日新聞に対して、右派(保守・体制側)としての読売新聞、産経新聞、日本経済新聞が位置付けられます。しかし、ジャパンライフの懇親会のメディアメンバーからは、政治的な思想信条よりも「金」のために動くという同和の構図になっていると感じます。

 

表面上は対立しているように見せて、裏では手を結び、何が何でも金という利益を第一優先にしている同胞です。ここに金を提供するスポンサー第一主義の日本のメディアの深い闇の根源があります。クロスオーナーシップにより新聞社の支配下にテレビ局があります。

 

テレビ番組でジャパンライフ事件について掘下げて報道しないのは、親会社の新聞社を含めて深い関わりがあるからです。8名のメディアの大幹部の内の4名に光を降ろしていきました。「ウジ虫」「金」「松」「同和」と伝えられました。

 

ジャパンライフ事件の関係者に共通して言えることは、金の闇に染まった人たちです。砂糖を撒くと蟻が群がるように、金を撒くと金に目が眩んだ人たちが集まります。当然のことながら今の政治家や官僚、メディアは、ジャパンライフ事件の真相を追求するどころか隠蔽していくと思います。

 

ジャパンライフ巨額詐欺事件は、裏世界が絡んだ日本の深い暗闇の構図を浮き彫りにしています。金による支配という汚れた世界を終わりにしなければいけません。より良い日本にするために、心ある人たちが真実を追求して伝えていくことが何よりも大事になります。(おわり)