Naha_Okinawa_Japan_Shuri-Castle-01


NHK
BS時代劇「テンペスト」の再放送を観る機会がありました。仲間由紀恵さん主演の沖縄・首里城を舞台とした19世紀の琉球王国のドラマです。テンペストを観たことで、沖縄の歴史と琉球王国の位置づけを知ることになり、沖縄の闇の紐解くヒントを与えてもらったと感じます。

 

具体的には、2つのことに気づきました。1つは、琉球王国が中国(明国または清国)の支配と日本の薩摩藩の2つの支配を上手くすり抜けて、独自性を持っていたことです。これは、現在の中国と日本を支配下に置いた米国の両方を使い分けながら同和の闇の役割を担ってきたということです。

 

もう1つは、琉球王国時代の首里城には地下施設が存在していたことです。ドラマの中でも洞窟のような場所が出て来ます。《クラシン御門(うじょう)について》に記述されていますが、通路は窓がないので昼間でも洞窟のように真っ暗で、クランク状に曲がっていて、直進ができない構造だといいます。

 

地下施設があることは、松果体摂取という松利権の行使に繋がります。当時の琉球王国は、米国のペリーなど欧米列強の進出を受けており、「ベッテルハイム」という名前の実在した英国籍のユダヤ人医師兼キリスト教プロテスタントの宣教師も登場します。

 

こうした状況から松利権を有していた琉球王国の国王は、松利権の奪取を目的にして、中国大陸やキリスト教勢力、欧米列強、日本の薩摩藩という外敵から攻勢を掛けられていたと感じます。また、首里城の地下施設というと旧日本軍の地下壕の司令部を思い出します。

 

太平洋戦争中の沖縄戦において日本軍が首里城の下に地下壕を掘り陸軍第32軍総司令部を置いていました。《沖縄 首里城下 第32軍司令部壕跡》には、20139月の沖縄巡礼の旅で訪れた首里城の地下司令部の闇の解除ワークについて記述しています。

 

首里城 地下に眠る戦跡 旧日本軍 第32軍司令部壕》には、NHKの取材班がはじめて首里城地下の司令部壕に入って撮影した画像が掲載されています。第32軍司令部壕は、琉球王国時代の地下施設を利用して作ったものではないかと思います。

 

32軍司令部壕は、アメリカ軍が上陸する4ヶ月前の1944(昭和19)12月から首里城の地下に突貫工事で作られました。全長は1km余りで、首里城の地下およそ30メートルを南北に縦断するように掘られているといいます。

 

首里城にある第32軍司令部壕は、幾度もワークを行ってきており、非常に大きく深い闇だと感じていました。沖縄戦は、多くの人命が犠牲になっています。沖縄には、ひめゆりの塔に代表される慰霊の場所に、ガマと呼ばれる自然洞窟が多数あります。

 

戦争を隠れ蓑にして、権力者による松利権の行使のために、多くの人々の命が奪われた可能性があります。首里城は、2019(令和元年)1031日未明に火災が発生し、正殿と北殿、南殿が全焼しましたが、その後の調査結果では原因不明となっています。

 

フランス・パリのノートルダム大聖堂では、2019415日から416日にかけて大規模な火災が発生し、尖塔とその周辺の屋根が崩落しました。首里城火災と同様に、火災の原因は不明となっています。この2つの歴史的な建造物に共通することは、世界遺産という観光名所であることです。

 

そして、その裏には、松利権の行使という特定の権力者の利益のために秘密裏に多くの人命が奪われて来た歴史があることです。古くから隠されて来た大きな闇を終わりにするための火災だったと感じています。

 

沖縄は、第二次世界大戦やそれ以降、日本本土の捨石となって、多大な犠牲を強いられて来たという印象があります。しかし、弱者の立場を利用して、密かに利益を得ていた大きな闇の存在があると感じています。隠されて来た沖縄の真実を探求するために、まず、琉球王国の歴史を調べることにしました。(つづく)