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日本の揚水発電所を調べると《日本全国の揚水発電所一覧地図・ランキング(202142日時点)には、全国に44箇所あることが記載されています。水を封じる火の仕組としての揚水発電所がかなり多く存在しています。その中で注目したのが「神流川(かんながわ)発電所」です。神流川発電所の上(地上)は、1985812日に起きた日本航空123便墜落事故の墜落現場とされる御巣鷹山です。

 

神流川発電所は、東京電力が群馬県多野郡上野村に建設している水力発電所です。長野県側の上池の南相木ダム湖と群馬県側の下池の上野ダム湖との間で揚水発電を行う、22水系にまたがる大規模な純揚水式発電所です。発電所は両ダムの間に位置し、地下500mの空洞内部に発電機6台が収められており、揚水発電所としては世界最大級の設計最大出力2,820MWとなります。

 

事業主体は東京電力で、19975月に着工しました。200512月に運転開始され、現在も運転中です。《特集:多様化するNATM》には、「地底500mの巨大な大空洞 神流川地下発電所工事(発電所工区)」と題して、神流川発電所の工事の説明と画像が掲載されています。NATMとは、新オーストリアトンネル工法(New Austrian Tunneling Method)という山岳部におけるトンネル工法の1つです。

 

長野県側の上池・南相木ダム湖と群馬県側の下池・上野ダム湖との間で揚水発電所である「東京電力リニューアブルパワー()神流川発電所」をグーグルマップで観ると、直線距離で10km以上になり、地下500mに非常に巨大な地下施設があることが分かります。《~この世とあの世を知る~》には、201311月頃に神流川発電所を見学した興味深い内容と感想が綴られています。

 

「マイクロバスにて送迎されるのだが、その車中のガイドの話が不可解だった。何でも、この発電所、遠隔で操作されていることもあり(?)完全に無人だというのだ。 ・・・そんな事があるだろうか?」「他の揚水発電所もそういうものなのか知らないが、言っても世界最大級の揚水発電所に人がいないなんてことがあるだろうか・・ いざとなれば五分で電力を供給開始出来るというのだが、それだけの施設が無人は考えられない。」

 

「確かにゲートの開閉など、ガイドが自ら行っていたが・・・」「おかしな事に"撮影したものをネットで公開するのはやめて欲しい"とのこと。"施設内には、特許をとったものなどがありますので・・・"と言うのだが、どうも歯切れが悪い雰囲気だった。」「震災後も動いている様子が無かったこの施設にこれだけの規模の工事と莫大な金をかけたとは。 やはり大きな疑問を感じた。」

 

「何もかも怪しく思うつもりはないのだが、ガイドの曖昧な表現や情報を聞くと、どうも腑に落ちない事が多すぎる。とにかくこの発電所、ほとんど使っていない。 使わない電気の為にこのとんでもない規模の発電所を作ること自体疑問である。」「しかもまだ建設中だそうで、発電機も6機搭載可能なところ、いまだに2機しか設置していない。南相木ダムからの水路もまだ増える予定だそうだ。」

 

「 この"工事中"というやつが、何かをするには好都合なのだ。上野村界隈は工事中という名目で不自然にいつまでも通れないところが多い。そして、今回思ったのは、東電と村との癒着が半端ではないだろうということ」「過疎地の村には不自然としか言いようがない立派な道路やトンネル、多くの施設。一体東電はどれだけの金を使って、落として、発電所を維持しているのだろうか。」

 

「元々は、揚水発電所は原発の余分な電力を使って動かしている。もっと言えば、原発の不要さを無理やり辻褄を合わせて誤魔化すための施設といってもいいのではないか。そして、ここにこれだけの規模のものを作ったことで、便乗して何やら行ってる可能性は捨てられないと思う。 (新)日本の黒い霧のB氏も、日本の原発では何やら作っているという発言していたが、ここはうってつけの場所だ。」

 

「地下500mで何をしているのだろうか。」。ブロガーの著者が、神流川発電所の地下施設現場を見学して感じたことが伝わってきます。やはり、この東京電力の神流川発電所という大規模な揚水発電所も、東北電力の第二沼沢発電所と同様に、地下のアドレノクロム工場の隠れ蓑だと感じます。では、どうして日航機墜落事故の場所の地下に神流川発電所を作ったのか、です。

 

推測できる理由の1つは、松製品製造所という秘密を隠すためのカモフラージュになることです。もう1つが、神流川発電所は、富士山の北側、八ヶ岳の東側に位置します。神流川は利根川水系で、この周辺は重要な河川の水源という光の場所であることです。東京を暗闇にするためには、大きな闇を置く必要があったのだと感じます。神流川発電所の建設は、日航機墜落事故と繋がっていると見ています。

 

日航機墜落事故は、1985812日に起きました。神流川発電所は、19937月に神流川水力調査所を設置し、建設に向けての調査に着手しています。日航機墜落事故の8年後に調査が始まったことになります。乗客乗員524人中4人が一命をとりとめ、520名の犠牲者を出した、日本史上最悪の日航機123便墜落事故の真相を追求していくことにしました。(つづく)